国内唯一バイオエタノール混合ガソリンを販売する会社から見る、日本での普及の可能性と課題

日本で唯一の混合ガソリン販売会社
日本でもすでにバイオエタノールを混合したガソリンを販売している会社がある。
名古屋市に本社を置く独立系石油商社・中川物産で、現在では日本で唯一の混合ガソリンを販売している会社だ。同社は中京地区など20カ所のガソリンスタンドを運営する。
中川物産は2011年にE3、すなわちガソリン全体の3%分のバイオエタノールを混合したガソリンの販売を開始した。これには環境省の「エコ燃料利用推進補助事業」に採択されたことも後押ししている。また2023年からはE7の混合ガソリンの販売を始めた。
やさしい緑色が目立つガソリンスタンド。混合ガソリンを販売する愛知県知立市の同社のガソリンスタンドには、レギュラーガソリンに加えE7のレーンが設置されている。車をE7のレーンに滑らせて給油する客が絶えなかった。
環境にやさしいことをアピールするために、「E7」とひときわ大きく記し、かつグリーンを基調にているため、客も目に付く。
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