東洋経済オンラインとは
ビジネス

今春、フジテレビの人気アナが次々消える…「椿原慶子(39)と岸本理沙(25)の退社」が《フジの終わりの始まり》を意味するワケ

8分で読める
  • 霜田 明寛 ライター/「チェリー」編集長
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

視聴率の王者ではなくなった後も「フジテレビ最高!」の空気が社内では醸成され続ける中、世間とズレていった。「この空気ズレていないだろうか」という感覚は、染まりきる前の若手のほうが抱きやすい。

また、永島も椿原も退社の直前まで産休・育休を取っていたことが象徴的だが、一度休んで会社と距離をとり、子育てという世間に足を踏み入れたタイミングで、そのズレに気づいたのではないだろうか。

椿原慶子は加藤綾子と同期入社である。報道番組を担うなど、加藤とは違う活躍の仕方をしてきたが、それでも20年近く、このカルチャーに居続けた人が“気づく”のは並大抵のことではないはずだ。

加藤綾子アナと同期入社だった椿原アナ。2008年入社は、榎並大二郎アナ(写真左上)もいる(画像:本人の公式Instagramより)

「フジテレビ最高!」の合唱をせずに辞めていった

世間の空気とフジテレビの空気がズレていれば、大学生の中から「フジテレビっぽい人」を採ることは困難になってくる。

1月には番組内で、フジテレビに対して「3年目という立場で恐れながら申し上げると、不安でしかない」「説明責任を果たすべき」と表明した岸本は、「フジテレビっぽくない人」だったのかもしれない。

4年で辞め、1月に上梓したエッセイ本『透明を満たす』に、「入社して3年は恋愛するな」と言われたことへの違和感を綴った渡邊渚もその1人かもしれない。

それをフジテレビは“採用ミス”と捉えるのかもしれないが、世間と通底した感覚を持っているのは、彼女たちのほうではないだろうか。

「フジテレビ最高!」の合唱をせずに辞めていく彼女たちは、凋落しはじめたフジテレビの炭鉱のカナリアなのかもしれない。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象