毎月の家賃をクレジットカード支払いにできる「RentEase」っていったいどんなサービス?

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仮に1%還元のクレカで決済し、RentEaseポイントも得られたケースで実質負担額を試算したところ、家賃6万円で2517円の支出になり、家賃が20万円では7490円の支出になった。なお、1%還元といってもクレカによって100円で1ポイントもあれば、1000円で10ポイントのものもある。今回は純粋に1%として試算した。また、クレカのポイントもRentEaseポイントも1ポイント=1円相当として試算している。

家賃額とサービス利用料の支出から得られるポイントを差し引いた実質負担額(筆者作成)

これに対して伊藤氏は、「サービス開始当初から万人受けするサービスではなく、非常にニッチなニーズに対応するサービスだと思っています」と言う。

「RentEaseではいつもの家賃額にサービス利用料がかかってくるので、その負担が惜しいという人もいれば、それを出してでもクレカで支払いたいという人もいます。今月、お金が足りない人にとっては、クレカ払いにすることで、その分を来月に繰り越すことができます。また海外の人が家賃を支払うためには日本の銀行口座を作ったり、日本円に両替する必要があります。我々のサービスはもちろん海外で発行されたクレカでも利用できます。クレカ決済後は自国の口座から引き落としされます」とその利便性について語った。

実際、先頃、実施していた事前登録キャンペーンでは、約2カ月半で約3000人が登録を行った。1月31日のプレスリリース発表後にはメディアや投資関連、利用したい人などからも問い合わせが増え、大きな反響を感じていると言う。登録者数の目標は1年後の2026年3月までに30万人。大きく掲げられた目標だが、「海外の状況を考えれば、あながち実現できない数字でもない」と言う。

クレカのステータスアップのために利用

家賃をクレカ払いにするメリットとして、クレカの年間利用額が増加することによって、ボーナスや特典が得られることが挙げられる。

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