「医者から減量しろと言われても、続かない…」→これなら簡単にできる【医師推奨】”脂肪肝”をスピード撃退する7つのポイント

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ポイント⑥「ー(ア)」――甘い飲み物を控える

コーラやサイダーなどの清涼飲料水、CMでよく見るスポーツドリンク、小ぶりの紙パックに入った野菜ジュース、くびれた小さなプラ容器でおなじみの乳酸菌飲料、果汁たっぷりのフルーツジュース、甘いコーヒー飲料、甘いヨーグルトドリンク、甘いサワー……。脂肪肝を改善したいなら、こうした甘い飲み物とはサヨナラすることをおすすめします。

こうした飲み物には「果糖ブドウ糖液糖」というかたちで多くの果糖が含まれているのですが、この果糖はダイレクトに肝臓に届き、脂肪肝や肥満を進ませる大きな原因になるのです。甘い飲み物を控えれば、それだけで脂肪肝が大幅改善するのは間違いないので、ぜひ普段飲んでいるものを見直してみてください。

ポイント⑦「ト」――糖質摂取を控えめにする

最後のポイントは、ごはんやパンなどの主食糖質の摂り方についてです。脂肪肝のいちばんの原因は糖質の摂りすぎなのですが、だからといって、ごはんやパンを極端に減らしたりゼロにしたりするのはいけません。

ベストなのは、1日3食、主食のごはんやパンを1~2割減らす程度の意識づけです。また、糖質を少し減らしたなら、その分、肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質を多めに摂るようにしてください。そうすれば、血糖値もゆるやかに上昇し、インスリンも適切に分泌されて、脂肪肝や肥満が進むのを抑えることにつながるはずです。

かなり進んだ脂肪肝もこのセルフケアで治せる

いかがでしょう。「歯・よ・り・ス・タ・ー(ア)・ト」の7つのポイントは、どれも決して難しいものではありません。きっと、いったん習慣づけてしまえば、「これが普通なんだ」という感覚で続けていくことができるはずです。

ですから、これらのポイントを毎日の生活の一部として身につけてしまってください。そうすれば、肝臓の脂肪は1日1日着実に減って、肝機能もスピーディに回復することになるでしょう。

かなり進んでしまった脂肪肝でも、このセルフケアを数週間から数カ月も継続すれば治してしまうことが可能です。ぜひみなさんも、「歯よりスター(ア)ト」をスローガンに掲げつつ、自分の力で健康な肝臓を取り戻すようにしてください。

栗原 毅 栗原クリニック東京・日本橋医院長

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くりはら たけし / Takeshi Kurihara

医学博士。北里大学医学部卒業。慶應義塾大学大学院特任教授、東京女子医科大学教授を歴任。2008年、メタボリックシンドロームや糖尿病などの生活習慣病の予防と治療を目的とした栗原クリニック東京・日本橋を開院。「血液サラサラ」の提唱者の1人でもある。主な著書・監修書に、『決定版!内臓脂肪を落とす名医のワザ』『ズボラでも中性脂肪・コレステロールは下げられる!』(ともに宝島社)、『栗原式 書いて下げる魔法の血圧手帳』(笠倉出版社)、『お茶のすごい健康長寿力 高血糖、高血圧、肥満、内臓脂肪から免疫力、認知症、不眠、イライラまで効く!』(主婦の友社)など多数
 

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