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大和ハウス、芳井氏が「社長交代の真意」を激白 東洋経済単独、緊急トップインタビューを敢行

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芳井敬一/よしい・けいいち 1958年生まれ。大阪府出身。中央大学文学部哲学科卒業。神戸製鋼所グループを経て1990年に大和ハウス工業入社。2017年社長就任、2019年CEO(最高経営責任者)を兼務、2025年4月に会長CEO・海外本部長に就任予定(写真:今井康一)
2026年度までの中期経営計画を遂行中の大和ハウスが電撃的に社長交代を発表した。現社長の芳井敬一氏(66)は2017年11月の就任以来、事業の多角化を推進し、売上高を2017年3月期に比べて1・5倍以上の5兆3700億円(2025年3月期予想)に拡大してきた。いまなぜ社長交代なのか。4月から会長CEO・海外本部長となる芳井氏を直撃した。

新社長に就任を打診したのは「会見前日の夜」

――中計の途上にもかかわらず、1歳だけ年下の大友浩嗣専務(65)にバトンを渡す意図は?

大友さんの年齢は意識しなかった。これだけの規模の会社を背負うには胆力もいるし、目の付け所も必要。我慢することも大事だ。1年、2年で辞めてもらうつもりはない。現中計は来年度で終わらせる。今からグループ会社も含め、みんなで次の中計を作っていく。その中心には自分もいて、経営戦略本部長や海外本部長も経験した大友さんが社長として加わってもらったほうがいいと思った。 

大和ハウス単体は業績が安定しているが、単体で成長できてもダメだ。グループ全体の伸びはどうなのか、そこはしっかりと見ていく。

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