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現代の呪い「タイパ最優先」から降りる数学的方法  仕事で「遅さを求める」ことがベスト、納得の訳 

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  • 深沢 真太郎 BMコンサルティング代表取締役、ビジネス数学教育家
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多くのビジネスパーソンは重要度の高い・低いという視点は持っています。しかし、残念ながら時間と質の関係性に対する視点が足りません。結果、「なんでも速くやらなければならない」という呪いにかかってしまうのです。

さらに言及しておくべき点として、時間をかけても質が変わらない仕事を見極めるためには、「変数」と「定数」を見極める思考が必須です。ここでの定数とは働きかけても変化しないもの、変数とは働きかけることで変化するものと定義します。

時間をかけても質が変わらない仕事は「定数」とみなすべきでしょう。逆に時間をかければ品質が上がる仕事は「変数」とみなします。動かそうとするべきは変数であり、定数を動かそうと時間や労働力を使うことが愚かであることは誰もが理解できるでしょう。

数学の関数においても、変数と定数の概念は常識として扱います。こうして考えてみると、ビジネスパーソンの仕事術にいかに数学的思考が潜んでいるかがよくわかります。

「速さ」という呪いから逃れる 

タイパ、コスパ、スピード、生産性、効率化…… 

冒頭でご紹介したこれらの言葉はある意味では呪いであり、速さを求め過ぎてしまうと大切なことを見失います。 

時間に追われることなく、余裕たっぷりな人は、じつはたくさんの仕事を高速で処理しているのではありません。時間をたっぷり使える仕事だけしかしなくていい環境や人生を選んでいるだけです。 

【OK】遅さを求める 
【NG】速さを求める 

考え方が真逆ならば、仕事への姿勢や取り組み方も真逆になります。今からでも、遅さを求める働き方を目指してみてはいかがでしょうか。そのためのヒントは、偉大な数学者たちが残した思考法や言葉が教えてくれるでしょう。 

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