秀逸な「吉沢亮の謝罪文」中居正広と明暗分けた差 トラブルの深刻さは異なるものの…何が違った?
もちろん、トラブルを起こさないことが望ましいのだが、完全無欠な人はいない以上、誰でもトラブルを起こしてしまう可能性はある。特に有名人ともなると、トラブルは表面化しやすい。一般人が吉沢さんや中居さんと同じ問題を起こしても、メディアで報道されることはない。
加えて、有名人ほど誘惑も多くなるし、怪しげな人たちが近づいてくる機会も増えてくる。芸能人がトラブルを起こすと、メディアやSNSではバッシングが巻き起こるが、長い芸能生活を何のトラブルもなく乗り切るのは困難であるのが現実だ。
一方で、問題を起こした場合でも、事後の対応の是非によって、その後の批判のされ方も異なれば、芸能活動に対する影響も変わってくる。
吉沢さんも中居さんも、ほぼ同じ時期に事務所の公式サイトからコメントを出している。トラブルの相手と示談が成立したことを報告している点でも同じである。ただし、内容面での配慮の仕方には雲泥の差があるように見受けられる。
吉沢さんのコメントが“秀逸”である理由
吉沢さん側のコメントは、吉沢さんの人間性に負うものか、事務所の対応力によるものかはさておき、各所への配慮が行き届いた内容になっていた。
以下が、コメント全文だ。
「吉沢亮が昨年末に起こした、自宅マンション隣室への無断侵入に関して、ご迷惑をおかけした隣室の方との間で、このたび示談が成立し、ご宥恕いただいたことを報告させていただきます。
隣室の方には、甚大なご迷惑をおかけしたことを、あらためて心よりお詫び申し上げます。
今回の事態を招いたことを、吉沢本人も深く反省しております。
日頃よりお世話になっている関係者の皆様、応援し続けてくださっているファンの皆様の信頼を取り戻すために、まずは目の前のことにひとつひとつ真摯に取り組むことにより、これまで以上に俳優として成長する姿を皆様に見ていただけるよう、当社はこれからも吉沢亮を支え続けて参ります。
今後の活動に関しては関係各所と協議の上、順次、対応させていただく所存です。
なお、本件についての報道を受け、ネット上などで『隣人が入ってきたくらいで110番通報はしない』などといったご意見も散見されますが、隣室の方は、侵入したのが隣に住んでいる人物であることをご存じではありませんでした。また、どのような状況であれ、自宅に他人が勝手に侵入してきた際に110番通報をすることは至極当然のことであり、すべての責任は吉沢にあることをあらためてご理解いただくとともに、隣室の方について落ち度があるかのような批判等はおやめくださいますよう、お願い申し上げます。
また、住人の方のご迷惑となりますので、現地やその周辺での取材活動も行わないよう、あらためてお願い申し上げます。
関係者の皆様、ファンの皆様には多大なご心配とご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
2025年1月14日
株式会社アミューズ」
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