「Mother-」に関しては「転がす」という表現を使っているんですけど、すごく力のある作品なので、誰かが最初のひと押しをすれば、大きな石が転がるように後は勝手に転がっていく。そして歌舞伎のように受け継がれていく。そう確信しているんですけど、まだそのひと押しができていないなと。
この状況だと、自分は笑って死ねない。そう思いますし、それくらい自分の中に大きく存在しているものでもあるんです。
ずいぶん話が重たくなっちゃったかもしれませんけど(笑)、今本当に僕が本当に思っていることばかりを伝えさせてもらいました。
明石家さんまさんからの言葉
以前、明石家さんまさんも舞台を見に来てくださって、その時に「感動した。実話やから心に突き刺さった。これは本物や!」と言っていただきまして、その言葉も許可をいただいてチラシに載せさせてもらいました。
あらゆる力もお借りして、そして僕のできることはすべてやって使命を果たす。簡単なことではないかもしれませんけど、今、その意味を強くかみしめています。
■ワッキー
1972年7月5日生まれ。北海道出身。本名・脇田寧人。名門・船橋市立船橋高校サッカー部で先輩だったヒデと1994年に「ペナルティ」を結成。ワッキーのパワフルなボケとキャラクターに的確にヒデがつっこむコンビネーションが注目され、フジテレビ「めちゃ×2イケてるッ!」、CBCテレビ「ノブナガ」などで人気を得る。MBSテレビ「吉本陸上競技会」などでも活躍するアスリート芸人としても知られていたが、2020年に中咽頭がんが発覚し手術、治療を行う。ライフワーク的に取り組んできた舞台「Mother ~特攻の母 鳥濱トメ物語~」が来年も上演決定。東京・新国立劇場小劇場で3月19日から23日まで。出演は浅香唯、ワッキー、太田博久(ジャングルポケット)、安藤美姫ら。80歳以上の人を無料招待する企画も予定している。
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なかにし まさお / Masao Nakanishi
立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。上方漫才大賞など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、KOZOクリエイターズに所属する。読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」、中京テレビ「キャッチ!」、MBSラジオ「松井愛のすこ~し愛して♡」、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」などに出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」で特別賞を受賞。また「チャートビート」が発表した「2019年で注目を集めた記事100」で世界8位となる。noteで「全てはラジオのために」(note.com/masaonakanishi)も執筆中。
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