ホテル事業で260億稼ぐ「あの通販会社」の勝因 ベルーナ流「浪漫を感じるか」M&Aの舞台裏

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ルグラン軽井沢ホテル&リゾート
ルグラン軽井沢ホテル&リゾート テラスからの絶景(写真:グランベルホテルグループ提供)
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通販会社ながら、ホテル事業で急成長を遂げるベルーナ。国内外に26施設を所有しており、うち5施設は北海道に。2025年に、さらに2施設をオープン予定だ。売上高は、ホテル、賃貸、発電所とプロパティ事業を合わせて前期(2024年3月期)320億円。うち8割をホテルが占めている。
前編ではこの成功の理由を、「3つの満足度の向上の力と、マーケティング力をバランス良く発揮すること」と解説した。だが筆者が、「いやいや、もっとあるでしょう」としつこく聞いたところ、社長を務める安野清さんから、「浪漫」という意外なキーワードが飛び出した。ビジネスにおける浪漫とはいったい……!?
なぜ通販会社は、門外漢のホテル事業でここまで成功できたのか。経営手腕の核心に迫る。

投資リターンを最大化する「計算」と「浪漫」

ホテル事業にはリスクがつきものだ。莫大な費用をかけて建てたのに、集客できないこともままある。特に、自社でロケーションを厳密に選定していないM&Aでは、失敗はつきもの。安野社長は、「だからこそ、投資効率の見極めが重要です」と力を込める。

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