チームラボ「成田国際空港のサイト構築」の背景 膨大なタスクやスケジュールをどう管理する?

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左から、チームラボ カタリストの大塚 幸聖氏、雪下 海香氏、取締役の堺 大輔氏
左から、チームラボ カタリストの大塚 幸聖氏、雪下 海香氏、取締役の堺 大輔氏
アートとデジタルテクノロジーを融合させた独自のプロジェクトを展開する、クリエーティブ集団「チームラボ」。主力事業の1つであるWebサイトの受託開発では、顧客の課題や要望に応じたソリューションを提供している。1年以上にわたることもある大規模なプロジェクトでは、膨大なタスクや複雑なスケジュールの管理が不可欠になるが、どのように管理しているのだろうか。

タスク漏れや進捗の遅れ、重複を防ぐために

チームラボは、これまで数多くのWebサイト開発を成功させてきた。ただ近年は、プロジェクトの規模の拡大や内容の複雑さが増し、タスクやスケジュールの管理、チーム間の連携に課題が生じていた。

現場で活躍する雪下海香氏は、次のように振り返る。

「以前は各自が表計算ソフトなどを使ってタスク管理をしていましたが、情報が分散してしまい、誰がどのタスクを担当しているのかわかりにくい状況がありました。その結果、進捗の遅れやタスクの重複の防止がプロジェクト進行の課題でした」

チームラボ カタリスト 雪下 海香氏
チームラボ カタリスト
雪下 海香

そこでチームラボは、プロジェクト管理ツール「Backlog」を導入した。二重管理やタスク漏れ、遅延を防ぎ、プロジェクト進行の課題を解消した。

「その象徴的な例が、成田国際空港様の公式Webサイトリニューアルプロジェクトです。空港を利用される一般ユーザーの方々向けに、フライト情報、レストラン・ショップ情報、交通アクセスなどの情報を提供するサイトの改善を行いました。

全体で約3000ものタスクが発生する大規模プロジェクトだったので、それらを管理し、かつクライアントとチーム横断で連携する工夫が必要でした。さまざまな会社と協働しながら大量のタスクを同時並行で抱えるプロジェクトにおいては、やり取りのスピードと状況の可視化が欠かせません。

プロジェクト開始からしばらくは表管理ツールでタスクや進捗の管理を行っていたのですが、運用に限界を感じてBacklogに切り替えました。その結果、わかりやすく進行状況が把握でき、プロジェクトを非常にスムーズに進められるようになりました」と雪下氏は語る。

チームラボの取り組みの全容については、こちらのページから無料でダウンロードできるPDFに詳しくまとめている。とくに、社内外で組成するチームのコミュニケーションやタスク、スケジュール管理に課題を抱えている人は、ぜひ参考にしてほしい。

>資料の無料ダウンロードページはこちら