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努力を「仕組み化」するノウハウ、骨太な問題意識 『努力は仕組み化できる』書評

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  • 丸山 俊一 NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー/立教大学特任教授/東京藝術大学客員教授

INDEX

努力は仕組み化できる 自分も・他人も「やるべきこと」が無理なく続く努力の行動経済学(山根承子 著/日経BP/1870円/272ページ)
[著者プロフィル]山根承子(やまね・しょうこ)/博士(経済学)。専門は行動経済学。大学教員を経て、行動経済学のコンサルティングを行うパパラカ研究所を設立。

「努力とはいったい何なのでしょうか?」そんな問いかけから始まる本書は、刻苦勉励の精神論に頼らず課題をスマートに遂行するための手引きだ。理性と意志が必要とされる「努力」という行為を、「仕組み化」なるキーワードで実現すべく、学術的な成果が応用されていく。

人間くさい悩みをあの手この手で解決

礎となるのは行動経済学の知見だ。意思決定におけるバイアス(偏り)を科学的に分析してきた行動経済学を、著者は人間の「理性と衝動を興味深く見つめてきた学問」と位置づける。そして、理性を失い衝動へと走る人間の性(さが)を直視し、心のブレや乱れを回避する方法を提言する。

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