「折りたたみスマホ」モトローラも新機種投入 "縦折り一筋"での端末展開に未来はあるか

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motorola razrは、往年の人気携帯電話モデルの名を冠した製品だが、モトローラは今回、若年層、特にZ世代をターゲットに据えている。モトローラモビリティジャパン合同会社の社長、中田正一社氏は、以下のように説明している。

「現在、コストパフォーマンスを重視する10代を中心に、幅広い年齢層に製品を使っていただいています。しかし、これからの市場をけん引する20代、30代の消費者層に、まだモトローラの認知度が低いのが現状です。そこで、まずはブランドを知っていただくことが重要だと考え、今回ブランドアンバサダーとして目黒蓮さんを起用しました」

モトローラモビリティジャパンの中田社長(筆者撮影)

この戦略の一環として、モトローラは十数年ぶりにテレビCMの展開を決定。新たなブランドアンバサダーとして人気俳優の目黒蓮を起用し、イメージの刷新を図る。

20年の進化が描く折りたたみの未来

開発者にも話を聞いた。モトローラ・モビリティのカスタマーエクスペリエンス&デザイン ヴァイスプレジデント、ルーベン・カスターノ氏によると、razrシリーズのスマートフォンとして5世代目となる今回のモデルについて、開発チームが最も注力したのは「継続的な洗練と成熟」という。

カスタマーエクスペリエンス&デザイン部の副社長、ルーベン氏(筆者撮影)

「われわれは20年前の初代razrから、シンプリシティ、リッチネス、サプライズという3つのデザインフィロソフィーを一貫して追求しています」とカスターノ氏。「razr 50/50sでは、この理念をさらに進化させ、折りたたみスマートフォンならではの魅力を最大限に引き出すことを目指しました」という。

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