生成AIへの取り組みでアップルの歯切れが悪い訳 協業するオープンAIとの間にも微妙な距離感
大きな驚きはなかった2024年の「Google I/O」
具体的なビッグテックの開発者会議の例として、2024年5月14日に行われたGoogle I/Oを挙げましょう。
2024年のGoogle I/Oをひと言で要約するならば、「オープンAI・マイクロソフト連合に追い付くべく対抗策を発表した生成AIイベント」といって差し支えないでしょう。
グーグルが開発した生成AI「ジェミニ(Gemini)」をさらに進化させ、Gメール、グーグルドキュメント、グーグルスプレッドシートなどの既存のアプリと統合させることで、パフォーマンスの向上をアピール。
ユニークなところでは、ジェミニを利用する有料プランの「Gemini Advanced」に旅行計画機能が導入予定であることが発表されました。これは、旅行の日程、行き先、人数、属性、フライトやホテルなどの情報を入力することで、生成AIが旅行プランを提案してくれるサービスです。
ただ、既存のアプリとの統合は、当然、予想されていたことですし、すでに発表されていた機能を使えば、旅行の計画ができるようになっても、さほど驚きはありません。
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