多様な価値観を包摂するPwCコンサルティング 個の成長を促すインクルーシブカルチャーとは

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左から 松本 恵実 氏 ディレクター 松村 光 氏 ディレクター 石川 慶紀 氏
キャリアアップを実現しているコンサルタントは、ライフステージの変化やプロジェクトの難局をいかに乗り越え、チームを強くしてきたのだろうか。個の自主性を重んじ、チームワークを生かして、より複雑化、多様化する社会課題・経営課題に向き合い続けているPwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)に中途入社し、キャリアアップを実現させている3名のコンサルタントに話を聞いた。

多様な働き方を自然体で受け入れるカルチャー

――皆さんは中途入社されていますが、PwCコンサルティングのどこが特徴的だと感じますか?

石川 何といっても「人のよさ」です。どんな難題に直面しても、相談すると社内の専門家を紹介してくれますし、一人ひとりが持っている知見を出し惜しみすることなく協力してくれます。

また、部門横断のチームなどで動くことが一般的ですが、他部署への「壁」をほとんど感じたことはありません。日常的にさまざまな部門の人たちと会話をしているので、「PwCコンサルティングとして共に戦っている」というチームワーク力の強さをつねに感じています。

PwCコンサルティング ディレクター 石川 慶紀 氏
PwCコンサルティング
ディレクター 石川 慶紀 氏
コンサルティングファームなどを経てシニアアソシエイトとして入社。2024年1月にディレクターに就任。近年は新規事業開発・実行支援などのビジネスコンサルティングプロジェクトに従事

松本 安心して外を向けることでしょうか。社内での振る舞いに必要以上に気を遣うことなく、全力でクライアントに向き合えます。そういう温かさが、仕事だけでなく一人ひとりに向けられていることも大きな特徴だと思います。

私も含め、PwCでは社員が働きながら子育てをしていることを特別視されることはなく、多様な働き方をごく当たり前に受け止めてくれます。

松本 恵実 氏
PwCコンサルティング
シニアマネージャー 松本 恵実 氏
コンサルティングファームを経て2019年にマネージャーとして入社。産休・育休を経て2024年1月にシニアマネージャーに就任。業界横断での環境変化や戦略実現を起点としたビジネストランスフォーメーションを複数担当

松村 それは私も感じます。入社前、まだ子どもが保育園だったので「子育てをしながら十分な仕事ができるだろうか」と不安だったのですが、採用面接の段階でそうした不安は払拭されました。個々の事情を尊重するフラットな対応が記憶に残っています。

入社後も、そのときに抱いた印象はまったく変わっていません。性別を問わず、育児と仕事をしっかりと両立している人が多いことも安心できました。

PwCコンサルティング ディレクター 松村 光 氏
PwCコンサルティング
ディレクター 松村 光 氏
コンサルティングファームなどを経て2018年にシニアマネージャーとして入社。2022年7月にディレクターに就任。基幹系システムやSaaS製品の導入におけるグランドデザイン策定、導入支援、業務改革を複数担当

「守られている」という安心感がチャレンジを促す

――PwCコンサルティングは採用活動で「やさしさが生む、強さがある。」というメッセージを発信しています。「やさしさ」とそこからつながる「強さ」をどんなときに感じますか?

石川 先ほどの「チームワーク力」とつながりますが、守られているという安心感の中でチャレンジができるところに「やさしさ」と「強さ」を感じます。PwCコンサルティングには、キャリアの築き方からちょっとした業務の疑問までカジュアルに相談できる「キャリアコーチ制度」がありますが、キャリアコーチはもちろん、周囲のメンバーが「何かあればすぐに助けるから、思い切ってチャレンジしよう」と声をかけてくれます。

私自身、新しい専門領域の仕事を任されるなど、節目ごとにチャレンジさせてもらえたと思います。評価を受ける際も、実績だけでなくチャレンジの姿勢や今後の期待値を言語化して認識合わせができるので、現在地を把握しながらキャリアアップを見据えることができます。

松本 ただ後押しをするだけでなく、個々の特性を理解したうえで中長期を見据えて支える、というカルチャーが根付いていることが「強さ」につながっているように感じてます。私は心配性なところがあって、新たなチャレンジの際には少なからず不安を抱くのですが、キャリアコーチや先輩方が親身に相談に乗ってくれて失敗することを恐れずに挑戦することを応援してくれる一方で「転ばぬ先の杖」のようなアドバイスもしてくれます。自らの経験をフルに生かして素早く周囲を支える行動を起こす人の多さが、「やさしさ」だと思いますね。

松村 ですが、時には、自分の経験値からは背伸びをしないと届かないような目標が設定されることもあります。経験のないことへの挑戦は失敗の可能性も高いわけですが、そうしたリスクを組織として受け入れるところにも「やさしさが生む強さ」を感じます。

「インクルージョン」が先に来る納得理由

――そうやって個々の自主性を重視しつつ成長を促すカルチャーについて、現在の立場になったことで改めて気づいたことがあればお聞かせください。

松村 ディレクターになって強く感じているのが、クライアントにPwCコンサルティングでしか提供できない価値を届けるためにも、個々の成長を加速させることが必要なこと。いかに、組織としてのケイパビリティを高めるかを重視するようになりました。

一般的には「ダイバーシティ&インクルージョン」と表現されることが多い中、PwCコンサルティングが「インクルージョン&ダイバーシティ」とインクルージョンを先にしているのは、まず、お互いを受け入れ、尊重するというインクルーシブなカルチャーの醸成が個人や組織の成長に大事であると考えているからです。お互いの尊重にとどまらず、重要なのはいかに個々が能力を最大限に発揮するか。そのためにも、役職に関係なくフラットに意見も言い合いますし、自分の考えや価値観を遠慮なく伝えられるよう、新たに入社した人には積極的に声をかけています。

石川 私も、インクルージョンは重要なキーワードだと思っています。お互いに尊重し合ったうえで交ざり合うからこそ、それぞれが持つ専門性や能力を最大限に生かせますし、それが大きな力につながっていると実感します。それに、上長が積極的に部下に手を差し伸べることで、助け合うカルチャーが自然に生まれていますので、その価値観は引き継いでいきたいと思っています。

松本 確かに、助けてもらう過程で、では自分は何をお返しできるだろうかという発想が自然と生まれます。あるパートナーが「役職が上になればなるほど、人のために仕事をするようになる」と言っていたことが深く理解できるようになりました。

勇気を出してチャレンジする姿勢を温かく後押しするカルチャー、そして、個々が働きやすい環境があることをしっかりと伝えていきたいですね。

――PwCコンサルティングのコンサルタントに向いているのはどのような人でしょうか。どんな人と一緒に働きたいかもお聞かせください。

石川 環境が大きく変化している中、コンサルタントにはつねに自己変革をしていく姿勢が求められます。チャレンジに貪欲で、アグレッシブであり続けられる人が向いていますし、PwCコンサルティングにはその意欲を伸ばす環境が整っています。

多様なバックグラウンドと専門性を持ったプロフェッショナルがそろうのもPwCコンサルティングの特徴ですが、そうしたケイパビリティを積極的に活用したいと考える人と一緒に働きたいですね。そうやってお互いに活用し合うことで、PwCコンサルティングの価値はさらに高まっていくと確信しています。私自身、PwCコンサルティングでなければたどり着けなかっただろうと感じることがたくさんあります。向上心と挑戦意欲のある人にとっては、魅力のある会社だと思います。

松本 「真にクライアントのためになることは何か」をひたむきに考える粘り強さはやはり重要なのではないでしょうか。一方で、クライアントにとっての本質的な価値は何かを見極められるような、自分なりの信念をしっかり持っている人が向いていると思います。

インクルージョンのマインドを大切に、ありのままを受け止めたうえで自分なりの視点で考えようとする人が仲間に加わってくれるとうれしいですね。

松村 課題感を持ち、解決のために努力を惜しまない人に向いていると思います。課題を解決しようという強い意欲を持ち、「こういう専門的な知見が欲しい」と発信すれば、すぐに応えてもらえるのがPwCコンサルティングです。

実際、私のチームにいるジュニアスタッフは、「こういうことをやりたいけどどうしたらいいですか」と積極的に周囲に聞き、いろいろな専門家を紹介してもらって、あっという間にグローバルネットワークをつくり上げました。何か成し遂げたいことがあるならば、そこにたどり着ける道筋を描けるのがPwCコンサルティングです。そういった強い思いを持つ人と、ぜひ一緒に働きたいと思います。