ベテラン技術者が「関西×外資コンサル」を選ぶ訳 キャリアを積んでからの「転職の壁」どう突破?

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アクセンチュアの中川 賢治氏と島田 水菜子氏
キャリアを積んで、管理職になった。「年齢的に難しそうなので転職に踏み切れない」「新たな領域に取り組みたくて転職先を探したが、今と同じ領域の仕事を提示されてしまう」、こんな悩みを抱えるエンジニアやITコンサルタントはいないだろうか。キャリアの積み重ねが、逆に自らの可能性を狭めてしまう――。こうした「転職の壁」を打ち破り、スキルの幅を広げている人材がアクセンチュアの関西オフィスにいる。そんな2人の社員に、転職に至った経緯や現在の仕事のやりがいなどについて聞いた。

「キャリアを重ねても新たなチャレンジがしたい」

――2人とも、コンサルティング会社も外資系も初めてとのことですが、転職しようと思ったきっかけは何だったのですか。

中川 賢治(以下、中川) 新たなチャレンジがしたいという気持ちが強くありました。前職はSIerで、約15年にわたってERP(統合業務システム)の導入支援に携わりました。

プロジェクトマネジメントやグローバル案件など、一通り経験できたかなと思い、そろそろ次のステップに進もうと、転職活動を始めました。AIなど先進技術にも興味があり、それらに組織的に取り組んでいる企業に入りたいという側面もありましたね。

テクノロジー コンサルティング本部  クロスプラットフォーム コンサルティング マネジャー 中川 賢治 氏
テクノロジー コンサルティング本部 
クロスプラットフォーム コンサルティング マネジャー

中川 賢治
大阪府出身。関西に本社があるSIerで約15年間ERP導入支援に携わる。拠点を変えずに新たな挑戦ができる環境を求め、2021年にアクセンチュア関西オフィスへ転職

島田 水菜子(以下、島田) 私はコンピューターやロボット、工場が好きで、長年FA(工場の自動化)系のソフトウェア開発の仕事に携わってきました。結婚・出産で一度退職しましたが、子どもが小学生になるタイミングで再就職し、少しずつステップアップして中堅企業の課長職になりました。

管理職になり年齢的にも「もうこれ以上は望めないか」と思っていたとき、転職エージェントからスカウトのメールが届いたんです。当時の年収よりも上がるオファーでしたので「まだキャリアアップできる可能性がある」と感じ、転職活動を始めました。

テクノロジー コンサルティング本部  インテリジェントソフトウェアエンジニアリングサービス グループ 島田 水菜子 氏
テクノロジー コンサルティング本部 
インテリジェントソフトウェアエンジニアリングサービス グループ

島田 水菜子
愛知県出身。20年以上にわたってFA(工場の自動化)領域のソフトウェア開発に従事。キャリアアップを求め転職活動を行い、2022年にアクセンチュア関西オフィスへ転職。住まいも愛知から大阪へ移す

アクセンチュア関西オフィスを選んだ理由

――さまざまな選択肢がある中で、アクセンチュア関西オフィスを選んだ決め手は何だったのでしょうか。

中川 私はずっと関西に住んでいて、妻も関西で働いていますので、生活拠点を変えないことが第一条件でした。ただ、新たなチャレンジができるところを探すと、関西ではあまり数がなかったんです。ある程度の経験もあるので、どうしてもこれまでのキャリアの延長線での役割が求められるというのもあります。

コンサルティング会社に入りたかったわけではないのですが、偶然アクセンチュア関西オフィスがエンジニア・ITコンサルタントを募集していることを知りました。

面接で新しいことに挑戦してみたいと伝えたところ受け入れてもらえましたし、自分が興味を持っていた先進技術に注力していること、そして関西にいながら大きなビジネスに携わることができることにも魅力を感じ、入社を決意しました。

島田 これまで経験を重ねてきたソフトウェア開発ができなくなると思い、私もコンサルティング会社は考えていませんでしたが、実はアクセンチュアはソフトウェア開発も手がけており、しかも「コンサルタントの経験はなくても大丈夫」と聞き、一気に心が傾きましたね。

ただ、ずっと愛知県で暮らしてきましたし、高齢の両親もいるので、生活拠点を移すことには抵抗もありました。それよりもアクセンチュアで働きたい気持ちが上回ったのは、これまでに経験したことのない大企業で、優秀な人たちが集まる環境に身を置きたいと考えたからです。

東京、関西のいずれかの拠点への所属を提示されましたが、関西ならば愛知県との距離も近いので気軽に帰省できますし、両親が健康で子どもが成人を迎えたタイミングということも決断を後押ししました。

今は2カ月に1度ほど、愛知県に帰省しています。また、関わるプロジェクトにもよりますが、リモートワークも柔軟に取り入れられますので、働きやすい環境だと感じています。

※2023年に新拠点を開設したため、現在テクノロジー コンサルティング本部では既存の拠点(東京・大阪・札幌・会津若松)に加え、名古屋やほかの地方拠点(仙台・前橋・福岡)での勤務が可能

関西にいながらスケールの大きなビジネスに携われる魅力

――現在はどのような仕事をされていますか。また、アクセンチュアに転職して仕事内容にどのような変化がありましたか。

島田 転職後、SCM(サプライチェーン・マネジメント)領域や行政のプロジェクトに参画しました。現在は、前職と同様にFA領域のソフトウェア開発に従事し、数名規模のリーダーを務めつつ、プレーヤーとしても開発を進めています。お客様は新しい技術を積極的に活用しており、毎日楽しくソフトウェア開発をしております。

現在携わっている案件では開発規模の拡大を提案中ですが、国内のソフトウェアエンジニアが不足している状況にあるため、オフショア開発の提案もしています。こうしたグローバルビジネスに携わることができるのもやりがいを感じますね。実は英語が苦手なのですが、アクセンチュアではレベルに応じたトレーニングも受けることができるので、これから取り組む予定です。

中川 私が携わっているのは、EPM(企業業績管理)の領域です。蓄積された販売データなどを基に予算の計画や予測、財務管理を行うもので、これまで取り組んできたERPと実務上はまったく異なる技術が求められます。今までの経験やスキルが生かせる部分はありつつ、まさに新たなチャレンジができるので、モチベーション高く日々仕事ができています。

「外資系コンサル」のイメージが覆った

――入社前、不安はありましたか。また、入社前と入社後に感じたギャップがあれば教えてください。

島田 入社前は、アクセンチュアは優秀な人材が多いので「会話についていけるかな」という不安があったのですが、入ってみると意外と問題ありませんでした。最初に携わった案件では、上司からの要求をこなすだけで精いっぱいでしたが、上司や周りの方に丁寧にフィードバックをしてもらえるので、成長できている実感がありますね。

中川 入社前は“外資系コンサル”にドライなイメージがあり、いきなり案件に放り込まれて一人で何とかしなければならないのかなと想像していました(笑)。でも実際は違って、上司はとても親身にフィードバックをくれますし、まったく知見のなかったEPMの製品についても、事前に1カ月間のトレーニング期間がしっかりと設けられているので、スムーズに業務に入ることができました。

また、アクセンチュアは高度な専門知識やスキルを有する人材が多く、部門横断的に話を聞くことができ、管理職のポジションであってもいろいろと学ぶことが多いですね。

アクセンチュアの中川 賢治氏と島田 水菜子氏

――2人はベテランでありながらも、さらなる成長機会を求めて転職されたわけですが、アクセンチュア関西オフィスでキャリアを構築する魅力について感じていることをお聞かせください。

中川 チーム構成が関西だけに閉じていないので、日本全国のみならず、海外も含めてさまざまなバックグラウンドを持つメンバーと共に仕事ができます。

ビジネスのスケールが大きく先進性も高いので、関西にいながらトレンドの変化に敏感でいられるのが魅力です。私と同じように、関西という生活拠点を変えずに新たなチャレンジを志す人にとっては、よい環境が整っていると思います。

島田 エンジニアやITコンサルタントとしてもっとレベルアップしたい、もしくはすでにある程度キャリアを積んでいるけれど、スキルの幅を広げたい、新しいことに挑戦したいと考える方は、ぜひ門戸をたたいてみてほしいですね。

【コラム】「横のつながり」の充実が精神的な支えに
――アクセンチュア関西オフィスでのコミュニティーや社内文化はいかがですか。
中川 想像以上にメンバー間での会話が多いですし、ランチ会や社内イベントなどカジュアルに話す機会も多くあります。アクセンチュアのカルチャーでもありますが、一人ひとりの目指す方向性を尊重しながらも交流の機会を豊富に設けているので、業務上で何かあってもスムーズに協力体制を整えることができています。
島田 私も社内コミュニティーが充実しているのが気に入っています。例えば、入社直後の研修でグループワークを行うことで、同じ月に入社した同期との横のつながりが生まれるんです。そうしたコミュニティーを通じて自分が関わっている業務以外のことを知る機会がありますし、情報交換や相談もできて精神的な支えにもなっています。


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