価値提供の源泉「やさしさが生む強さ」とは? 組織横断型の取り組みが成長を加速させる

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
PwCコンサルティング・シニアマネージャーの森井 佳奈子氏(写真左)とディレクターの小池 亮氏(写真右)
シニアマネージャーの森井 佳奈子氏(写真左)とディレクターの小池 亮氏(写真右)
非財務情報を踏まえた、社会価値の高い経営が求められるようになっている。「財務のみ」や「ITのみ」といった専門性だけでは経営課題は解決しきれず、もどかしさを感じるビジネスパーソンも少なくはないだろう。複雑な経営課題に向き合い続けている総合コンサルティングファーム、PwCコンサルティング(以下、PwC)では、「価値創造経営」というソリューションはもちろんのこと、他者の専門性を受け入れる「やさしさ」が価値を創造する「強さ」を生んでいるという。中途入社後にさまざまな企業の「価値創造経営」を支援してきた2名のコンサルタントに聞いた。

多様な領域の専門家と仕事できるのが魅力

――小池さん、森井さんがPwCコンサルティングへ転職した決め手は何でしょうか。

小池 私は20年以上コンサルティングに従事し、幅広い領域で経営管理を軸にキャリア形成をしてきました。でも、世の中の変化が激しくなる中で、経営管理一つとってもデジタルやデータ分析といった専門外の領域も含めた統合的な提案が求められるようになってきています。そうした中では、自らの机上の学びだけでは不十分でしたし、社外とのコミュニケーションを活性化しようにも、日常業務に追われてそこまでの余裕はありませんでした。

そんなとき、長年お世話になっていたPwCのパートナーから「『価値創造経営』支援の課題解決に協力してほしい」と声をかけてもらいました。従来の財務情報・短期視点から脱却し、無形資産をも企業価値につなげていく新たな取り組みにやりがいがありそうだと感じましたし、自分とは異なる領域の優秀なプロフェッショナルが多数いることも魅力的でした。

森井 私は、前職の事業会社でプロジェクトに取り組んだのが、興味を持ったきっかけです。専門性を持ってプロジェクトをリードするコンサルタントの姿を見て、チャレンジしてみたいと思いました。せっかくチャレンジするならグローバルネットワークを持つファームに所属し、いろいろな経験をしてみたいと思ってPwCに応募したんです。

当初、外資系のコンサルティングファームに対してはクールで厳しそうなイメージがありましたし、事業会社の経験しかない私がうまくやっていけるか不安もありました。でも、PwCには面接の時に、いい意味で予想を裏切られましたね。人事や面接官の社員がとても気さくで、かなりオープンに話ができました。入社して15年になりますが、最初に受けたあたたかい印象は変わりません。PwCコンサルティングが中途採用活動でもメッセージとして掲げている「やさしさが生む、強さがある。」という言葉は、PwCのカルチャーをうまく言語化していると感じています。

相手を受け入れ、よさを引き出す文化がある

――PwCにおける「やさしさ」とはどんなことだと感じていますか。

小池 一人ひとりとしっかり向き合うことだと思います。そうしていない会社はないでしょうけれども、何社も経験してきた私には、PwCはかなり意識的に個々の価値観やバックグラウンドを許容し、尊重しようとしていると感じます。単なる許容は「甘さ」と紙一重ですが、クライアントや社会の困りごとを解決したいという思いを持つ人が集まっているので、互いの思いや専門性が、チームの力として発揮され「強さ」を生むことができているのではないでしょうか。

小池 亮氏
PwCコンサルティング 
ビジネストランスフォーメーション ファイナンストランスフォーメーション ディレクター
小池 亮 
20年超にわたってグローバル企業における経営管理・管理会計の変革の構想策定、要件定義、システム導入、運用定着に関するコンサルティングに従事。2019年に入社後、さまざまな業種のクライアントに対して「価値創造経営」への変革を支援している

森井 PwCは相手に関心を持ち、受け入れて共感することで、お互いのよさを最大限に引き出そうとするカルチャーがあります。どんなプロジェクトもチームで取り組むので、全員が同じ方向を向いていくには、それぞれの強みや弱みを理解し、補い合う必要があります。理解できれば組織を越えたコラボレーションがしやすくなり、大きな推進力となってクライアントにインパクトのある価値を提供できます。

クライアントも同様のことを期待していると感じます。実際に言われることも多いのですが、クライアントが見ているのは社名よりも人。変革に取り組むうえで、一緒にやっていけそうと思ってもらえないと、スタートラインにも立てません。

小池 私たちが取り組んでいる「価値創造経営」の支援がまさにそうですが、いまや財務資本だけでなく、人的資本など幅広い非財務資本を踏まえた価値創造ストーリーを描くことが求められます。いくら高い専門性を持っていても、単一では太刀打ちできません。だからこそ「価値創造経営」の支援は、データ分析といったテクノロジーやファイナンスのプロフェッショナルが協働する、多様な組織横断型のコラボレーションが欠かせないんです。PwCには期待したとおり、あらゆるプロフェッショナルが在籍しており、彼らと互いを受け入れ合ってコラボレーションできています。

森井 「こういう価値をクライアントに提供したい」と考えたときのチーム編成が非常にスムーズなのがPwCの特長です。組織の壁を感じないので、グローバルレベルで情報交換もしやすいですね。パートナー陣の関係性が非常にいいことも、コラボレーションしやすい雰囲気の醸成につながっていると感じます。

この雰囲気の中だと、非常に仕事がしやすいんです。「こんな情報がほしい」「こんな人はいないか」となったときに素早くたどり着けますし、年次を重ねるごとに「必ず見つけられる」と確信を持てるようになりました。この環境を手放すのが惜しいというのも、ずっとPwCに在籍し続けている理由かもしれません。クライアントから担当領域ではないことを聞かれることもあるのですが、「PwCに聞けば適切なコンタクトにつないでくれる」との信頼をいただいていると感じます。

森井 佳奈子氏
PwCコンサルティング 
ビジネストランスフォーメーション ファイナンストランスフォーメーション シニアマネージャー
森井 佳奈子 
自動車メーカー経理部を経て入社。製造、エネルギー、商社を中心に経営管理の高度化や国際会計基準導入などに従事。PwCシンガポールへ出向時は、コンサルティング領域全般において現地日系企業を支援

求められるのは、スキルよりも強い“will”
(実現したいという意志)

――「やさしさ」が柔軟なコラボレーションの基盤となり、予測不可能な時代において価値を創造する「強さ」の源泉となっているのですね。

森井 あらゆる領域のプロフェッショナルとグローバルでつながれるのは、PwCならではだと思います。多様なプロフェッショナルが集まり、互いの壁をとりはらってコラボレーションできるので、強い価値が生み出せているのだと確信しています。あるクライアントに「会社人生で1回出合えるかどうかという重要なプロジェクトだった」と言われたことが強く印象に残っています。そんな大きな変革に携われる醍醐味を、ぜひ意欲と好奇心あふれる人とともに味わいたいですね。

小池 コンサルタントは、クライアントと伴走しながら価値を創出していく仕事です。一匹狼のイメージを持つ人もいるかもしれませんが、社会が複雑多様化する中で、1人ができることは限られています。その意味で、スキルはもちろん重要ですが、強い「will」(実現したいこと)を持っているかが肝です。そういう人にチャンスが与えられるのがPwCコンサルティングという会社です。私たちが取り組んでいる「価値創造経営」もそうですが、まったく新しい取り組みに最初から高いスキルを持っている人はいません。意欲の高い人ほど、新たなポジションを得て大きく成長できますので、ぜひPwCの門戸を叩いていただきたいと思います。
⇒「やさしさが生む、強さがある。」PwCコンサルティングのキャリアを知る
⇒「価値創造経営」の詳細を読む