多様な価値観を活かすことがシナジー効果につながる《第4回ダイバーシティ経営大賞・受賞企業スピーチ》

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◆従業員多様性部門賞
ソニー株式会社 藤田州孝業務執行役員EVP
 
グローバル化とダイバーシティ&インクルージョンはソニーの企業価値

このたびは、従業員多様性部門賞をいただき、誠にありがとうございます。

ソニーの人材面でのグローバライゼーションや、女性活躍をはじめとしたダイバーシティは創業以来の長い積み重ねがあります。例を挙げますと、米法人では今から40年も前に現地の社員をトップに登用しました。日本人女性社員が初めて海外赴任をしたのは30年前です。こういったことは今でこそ当たり前に行われていますが、当時の日本企業では極めて珍しいことでした。当時のトップと経営陣のなしえたこれらの英断が、その後もソニーのグローバル化とダイバーシティを後押ししてきました。だからこそソニーはつねにグローバル化とダイバーシティ&インクルージョンの先駆者でありたいと思っています。実はそれこそがソニーの価値であり、カルチャーであり、使命と考えています。

ここ数年さまざまな施策を推進してきました。グローバルタレントマネジメントを支える仕組み作り、女性活躍推進・登用、ワークライフバランス推進、障がい者雇用推進、そして、グループの中でもグローバル化で後れをとっている日本のグローバル化の推進です。これらの施策を継続して、グローバル化とダイバーシティ&インクルージョンを定着させます。それは創業以来「企業感覚」として大事にしていたものを、制度、経営戦略と位置づけて推進していくことにほかなりません。

これは企業の競争力につながることでもあり、社員にとって働きがいのある会社になることでもあります。エグゼクティブから全社員までグローバル化とダイバーシティ&インクルージョンが浸透するように今後も活動を続けていきたいと思います。

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