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米国の原発事情【上】 全米104カ所の原発は安全か? 原子力規制委員会(NRC)による安全性チェックのゆくえ

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ホワイトハウスや議会以上に、米国で新規原発建設を遅らせることになるのは資金の出し手としての銀行かもしれない。米国の原子力発電会社のほとんどは相対的に規模が小さく、規制のない電力市場で競争せざるを得ない。

厳しい安全規制、責任保険、さらに地元民の了解を得るための骨の折れる作業など、それらを積み上げれば新規原発建設コストは60~100億ドルにも上る。

連邦融資保証が得られたとしても、その額は緊縮財政で削減される可能性があり、さらに完成までに相当の時間がかかる原発建設を進めようとする原発会社に対し、米国の銀行が信用供与をするかどうかはまったくはっきりしない。

今後、米国は原発を利用し続けることにはなるだろうが、その利用拡大については予備的かつ慎重にならざるを得ず、遅々として進まないだろう。

(下)では、米国の原発会社の個別事情についてレポートする。

(ピーター・エ二ス特約記者、ニューヨーク在住、翻訳:伊豆村房一 =東洋経済オンライン)
写真:ディアブロ・キャニオン原発、同社サイトより


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