スポーティとエレガントの両立に成功した腕時計 海のような青が美しいカシオ「オシアナス マンタ」
ヨーロッパ的なスポーティ&エレガント
カシオがオートカレンダー付き“カシオトロン”を引っ提げ、時計界に参入したのは、1974年のこと。いち早くデジタルに着目した先見性と高度な技術は、時計の常識を覆した。それは現在の躍進を容易に予測できるものでもあった。その後のG-SHOCKの大ヒットは周知のとおりである。
そんなカシオが、ヨーロッパ的なスポーティ&エレガントを求めて送り出したのが、「オシアナス」シリーズである。“エレガント スポーティ”を標榜するこのシリーズは、カシオが生み出した世界初※のフルメタルクロノグラフ電波ソーラー時計。それは電波時計の新たなる可能性を見いだしたものだった。
電波ソーラー時計とは、標準電波を受け取ることで自動的に時刻を修正する機能と、太陽光、蛍光灯などの光を利用して蓄電するソーラー発電機能を搭載したもの。そもそも電波を受信するということで、素材に大幅な制約があったジャンルだ。「オシアナス」はチタン素材を採用することでそれを解決。さらに電波受信技術の向上が素材の制約を少なくし、より自由なデザインを可能にしたことによって、それまでの電波時計では見られなかった美しいフォルムをつくり出したのである。
※同社調べ
印象的なベゼルのブルー
その「オシアナス」シリーズのなかでも、とくにエレガントに仕上げられたモデルが“マンタ”。最新モデルの「オシアナス マンタ OCW-S7000」では、内容をさらに充実させている。
まず、このモデルを見たときに目に入ってくるのがタキメーターを配したベゼルのブルーだ。ひときわ鮮やかで発色のよいブルーは、ベゼルまで覆ったサファイアクリスタル風防の裏側に色を蒸着することでつくり出されている。海のように深く、見る角度によって表情が変化するブルーの秘密はそこにあるのだ。
「オシアナス マンタ」の大きな特長でもある、ケースからブレスレットにかけての流れるようなスリムスタイルも健在だ。いや、滑らかにカーブしたサファイアクリスタルの風防や、ボリューム感のあるラグとの一体感によって、よりスリムに、流麗になったといっていいだろう。
そのケース、そしてそこに続くブレスレットには、DLCコーティングという表面処理技術が施されており、硬度、耐摩耗性などが向上するとともに、精悍な表情をつくり出している。さらに鏡面部分はザラツ研磨による歪みのない美しい面が、優美なスタイルを後押しする効果をもたらしている。
多機能モデルがさらに薄く
もちろん、厚さ9.5㎜のスリムケースというのも大きな要因だ。
それをクロノグラフをはじめ、世界6局の標準電波の受信による時計単体での時刻修正、さらにはBluetooth®を利用したスマートフォンリンクによる時刻修正システムや、時刻を約300都市から設定できるワールドタイムなど、多くの機能を搭載してのもの、というのだから驚きである。
最新の“マンタ”には、ブラックの文字盤にブルーベゼルを組み合わせた「OCW-S7000」に加え、グラデーション文字盤を採用した2モデルをラインナップしている。
1つはグラデーションでも、よりライトブルーが強調された「OCW-S7000A」。もう1つは逆にブラックが強い印象の「OCW-S7000B」である。どちらも機能は同じなので、好みに合ったものをチョイスするといいだろう。
年々進化を遂げ、より薄く、より優美なシルエットになる「オシアナス マンタ」。スーツスタイルに加え、スマートカジュアルスタイルにも注目が集まるビジネスシーンでは、薄型のブレスレットモデルは時代のニーズにピタリとハマる。内に秘めたタフで高い機能性とスマートで優美な外観を持つ“マンタ”は、現代のビジネスパーソンの理想像と重なり合うようである。