誰にでも起こりうる、初期の「不眠ループ」とは さまざまな人が「睡眠の質」に悩みを抱えている

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夜はなかなか寝つけず、朝はなんだかまだ眠い…は「不眠ループ」の兆候かもしれない
※一時的な不眠に陥る負のループのこと
人々のライフスタイルが変わり、睡眠の悩みにも変化が起きている。かつては残業や接待など仕事に起因する不眠が悩みの中心だったが、深夜のスマホゲームや動画視聴など睡眠トラブルの原因が多様化。それに伴い、睡眠の「質」に悩みを抱える人が目立ってきた。ただ、睡眠対策のためにはさまざまな商品があり、自分の悩みに適した対策を選ぶのは容易ではない。睡眠トラブルを解消するためには、何をどのように利用すべきか。睡眠のエキスパートである「ドリエル」のブランドマネジャーに、OTC(一般用医薬品)睡眠改善薬の活用法を教えてもらった。

かつて日本人にとって睡眠の価値は高くなかったといえるだろう。「欧米に追いつけ追い越せ」の高度成長期は長時間労働こそが美徳であり、睡眠時間を削ってでも仕事を頑張ろうという風潮が強かったのではないだろうか。

しかし、ここにきて変化の兆しがあるという。エスエス製薬 ドリエルブランド ブランドマネジャーの亀井枝里子氏は次のように解説する。

エスエス製薬 カテゴリービジネス スリープ&ビューティマーケティング部ドリエルブランド ブランドマネジャー 亀井枝里子氏
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カテゴリービジネス
スリープ&ビューティマーケティング部ドリエルブランド ブランドマネジャー
亀井枝里子氏

「ワークライフバランスが改善したことで、睡眠時間が伸びた方もいます。ただ、睡眠時間が伸びたことと睡眠に対する満足度は必ずしも比例しているわけではありません。むしろ、生活スタイル全般が変化して、睡眠トラブルの原因が多様化しました。

例えば、リモートワークにシフトしてオンオフの切り替えが難しくなったり、在宅時間が増えることで家庭内の悩みが増えたりと、今までなかった原因で睡眠トラブルを抱えるようになり、睡眠に関する悩みも多様化してきました」

これまで睡眠に関する悩みと言えば、「寝つきが悪い」「目覚めが悪い」が定番だった。しかし近年、睡眠への意識が高まるにつれて、よくある悩みだけではカバーしきれない悩みが表面化。それらを含めて総合的に「睡眠の質が悪い」と表現する人が目立つようになった。

「一時的な不眠を侮ってはいけません。最初はさまざまな原因で数日眠れなくなっただけでも、放置すると慢性化する場合があるからです。不眠の翌日は、集中力や意欲、活動力が低下しやすいものです。その結果、次はそれがストレスになって眠れなくなり、悪循環が始まっていくケースがあります。不眠のループを断ち切るためにも、早めに対処したほうがいいでしょう」

「不眠ループ」のイメージ
「不眠ループ」のイメージ

「寝ずに仕事」が美徳の時代に開発されたドリエル

睡眠への意識の高まりを受けて、睡眠関連市場も伸びている。催眠鎮静剤市場(OTC医薬品)は、2017年に約64億円だったが、2022年には約73億円まで拡大している※1

広がりを見せる睡眠補助カテゴリー商品の中で、早くから日本人の睡眠の悩みに向かい合い続けてきた存在が、エスエス製薬の睡眠改善薬「ドリエル」である。発売開始は2003年。OTCの睡眠改善薬の日本第一号として承認され、OTCの催眠鎮静剤市場では2022年に約40%のシェア※2を誇るパイオニアブランドだ。
※1,2 インテージSRI+とSRI+(EC)を合算 催眠鎮静剤市場 2017年1月~2022年12月

OTC睡眠改善薬の日本第一号として承認されている「ドリエル」シリーズ
OTC睡眠改善薬の日本第一号として承認されている「ドリエル」シリーズ

実はドリエルの企画開発が始まったのは1985年。バブル景気突入直前であり、前述のように睡眠が軽視されていた時代だ。むしろ眠らずに頑張る方法に関心が高まっていたときに、なぜエスエス製薬はOTCの睡眠改善薬の開発に乗り出したのか。

「当時は確かに夜遅くまで働く風潮がありました。ただ、ギリギリまで頑張るがゆえに布団に入っても目が冴えて、寝不足のまま翌朝会社に行くビジネスパーソンも珍しくありませんでした。そうした睡眠トラブルを抱えていても、当時日本にはOTCの睡眠改善薬が存在しませんでした。頑張って働く方に、対処する方法を提供できないか。その思いからOTCの睡眠改善薬の企画開発に乗り出したと聞いています」

当時の企画開発では、抗ヒスタミン剤(ジフェンヒドラミン塩酸塩)がアレルギー作用を抑える一方、眠気を誘発する作用があることに着目した。例えば、市販の風邪薬や鼻炎薬を飲んで眠くなることがあるのはそのためだ。逆転の発想である。

睡眠改善薬と病院の処方薬の違いとは?

睡眠カテゴリーには、OTCの睡眠改善薬をはじめ、サプリメントや食品などの選択肢に加え、従来からある病院の処方薬があるが、何をどのような場合に使えばいいのか。まず気になるのは、病院で処方される睡眠薬や睡眠導入剤との違いだ。

睡眠改善薬と病院の処方薬の違い

「病院の処方薬は、不眠症と呼ばれる慢性的な状態のときに適応されます。一方、ドリエルは、ベースとなる精神疾患はとくにないのに眠りにくいなど、一時的な不眠症状のときに使用します。一時的な不眠症状の目安は、数日から1週間です」

ドリエルの商品ラインナップは錠剤の「ドリエル」(6錠)、(12錠)、胃の中でさっと溶けるカプセルタイプの「ドリエルEX」(6カプセル)があり、ドリエルは1日1回2錠、ドリエルEXは1日1回1カプセルを就寝前に服用が用法・用量となっている。

ドリエル(6錠、12錠)第②類医薬品   ドリエルEX(6カプセル) 第②類医薬品
ドリエル(6錠、12錠)第②類医薬品  
ドリエルEX(6カプセル) 第②類医薬品
一時的な不眠症状(寝つきが悪い、眠りが浅い)の緩和に
寝つきが悪い時や眠りが浅い時、1日1回就寝前に服用。
ドリエル:1回2錠、ドリエルEX:1回1カプセル 成人(15歳以上)から。
これらの医薬品は、薬剤師、登録販売者に相談のうえ、「使用上の注意」をよく読んでお使い下さい。

「一時的な不眠になると、まずお風呂にゆっくりつかったり、軽めの運動をするなどの生活面の工夫をする方が多いと思います。それで改善すれば安心ですが、注意したいのは改善が見られなかったとき。次のステップとして『ドリエル』に代表される睡眠改善薬がありますが、薬を使うことをためらっている間に不眠ループが繰り返されて慢性化するおそれがあります。病院の処方薬と比べてドリエルの睡眠誘発作用はおだやかで、自然に近い眠りに導く効果が期待できます。睡眠トラブルが深刻化する前に、ぜひ一度お試しいただきたいですね」

ドリエルを上手に取り入れている方の利用シーンとは

ドリエルは、「寝つきが悪い」「眠りが浅い」といった一時的な不眠症状を緩和するOTCの睡眠改善薬だが、どのような場面での利用が考えられるだろうか。亀井氏は消費者インタビューの様子を教えてくれた。

エスエス製薬 カテゴリービジネス スリープ&ビューティマーケティング部ドリエルブランド ブランドマネジャー 亀井枝里子氏

「経理のお仕事をしているお客様が、『繁忙期など忙しい時期に、遅い時間まで仕事をすると目が冴えてなかなか眠れないので、翌日の仕事に備えてきちんと眠りたいときに良さそう』とおっしゃっていたり、シフト勤務で就寝時間が不規則なお客様が、『早すぎる時間にベッドに入っても眠れないときに使いたい』とおっしゃるケースもあります。一度使って効能を実感されると、一時的な不眠を自覚した際に手に取ってくださるお客様が多いです」

ドリエルは今年で20周年。すでにOTCの睡眠改善薬におけるリーディングブランドとして市場で確固たる地位を築いているが、今後はさらに多くの人にその存在を知らせたいという。

「令和に入って睡眠の悩みを新たに抱える人は増えています。睡眠の悩みは一様ではありません。それぞれの睡眠の悩みや状況に合わせて、選択肢の一つとしてドリエルをうまく活用していただきたいですね」

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