納税の新常識「カードで決済」最大のメリットとは 現金主義もキャッシュレスに変わる納得の理由

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田中氏・朝倉氏・斎藤氏立ち姿
日常にキャッシュレス決済が浸透してきた昨今、現金払いが主流だった納税にもキャッシュレス化の波が押し寄せている。そうした中「納税に強いカード」として認知度を高めているのが、世界のエグゼクティブに愛用されている米国発のクレジットカード「ラグジュアリーカード」だ。クレジットカード納税のメリットやラグジュアリーカードがもたらす価値とは。フリーアナウンサーの田中大貴氏が、税務と会計のDXを推進する税理士の朝倉歩氏と、ラグジュアリーカード ダイレクトセールス本部長の斎藤裕輔氏に話を聞いた。

意外と知られていない「納税で得をする方法」

田中 2017年1月より、PCやスマホから税金を支払うことができる「キャッシュレス納税(納付)」がスタートしています。この仕組みについてご説明いただけますでしょうか。

朝倉 キャッシュレス納税は、口座からの自動引き落とし、インターネットバンキング経由での納付、クレジットカード決済での納付など複数の方法があります。クレジットカードで決済する場合、国税庁の専用ページ(国税クレジットカードお支払サイト)から手軽に納付できますし、ポイントも貯まるので一押しの方法ですね。

田中 私は1年ほど前からラグジュアリーカードを使って納税をしていますが、世間ではまだ現金払いがスタンダードな印象です。

田中大貴氏
田中 大貴 氏
Inflight代表取締役社長/スポーツアンカー
1980年生まれ、兵庫県出身。小学4年生から野球を始め、中学から大学まで野球部に所属。兵庫県立小野高校時代は強豪私立校の中で甲子園出場を争い、兵庫県大会ベスト4に入ったチームでキャプテンを務める。兵庫県選抜チームでもプレーし、優秀選手に選出。長打力を武器として慶應義塾大学体育会野球部に入部、東京六大学野球2002春季リーグ戦でホームラン王を獲得した。2003年フジテレビにアナウンサーとして入社し、情報番組やスポーツ番組のキャスター、スポーツ実況などで活躍。18年独立し、株式会社Inflightを起業。スポーツアンカーの活動だけでなく、スポーツチーム・団体・企業とのビジネスコーディネーション、コンサルティング等の事業を手がけている

朝倉 キャッシュレス納付の割合は全体の3割程度(※)にとどまります。圧倒的に便利なのですが、そもそも税理士が知らなかったり、慣れていなかったりする可能性が高く、クレジットカードで納税ができることを知らない方も多いのかもしれません。ただ、コロナ禍の影響で銀行窓口での直接納付は減少し、逆にキャッシュレス納付は増加しました。これからもクレジットカード納税は右肩上がりで増加することでしょう。

※令和3年度におけるe-Taxの利用状況等について(国税庁)

田中 私も2018年にフリーアナウンサーとして独立後、しばらくは現金で納税しており、知人に紹介されるまでキャッシュレスで納税できることを知りませんでした。クレジットカード納税は手続きも簡単で、とても助かっています。

斎藤 金融機関の窓口での直接納付とは異なり、クレジットカードなら24時間365日場所を選ばずいつでも納税できます。田中さんのように、全国各地を飛び回る多忙なビジネスパーソンや経営者には非常に使い勝手のいいカードかと思います。また最寄りの金融機関が遠く、なかなか行く時間をつくれない地方の経営者や法人にも、ぜひ活用していただきたいですね。

Black Card I斎藤裕輔氏
斎藤 裕輔 氏
ラグジュアリーカード ダイレクトセールス本部長

田中 納税でクレジットカードのポイントを貯めるという発想すらありませんでしたが、ラグジュアリーカードで納税するようになって、ポイントがたくさん貯まることがわかり、毎年の納税が楽しみになりましたね。貯めたポイントは飛行機のマイルに換えています。マイルにおいても他社カードでは移行上限がある中、ラグジュアリーカードは高還元で無制限にANAとJALのマイル移行ができるので助かっています。いずれにしても、あまりデメリットはない気がするのですが、実際どうなのでしょうか?

朝倉 気をつける点があるとすれば、決済手数料が0.836%かかることと、高額納税に対応できる限度額を持ったカードが少ないという点です。ただ、ラグジュアリーカードはポイント還元率が1%から1.5%に設定されているので、決済手数料以上のポイントが付与されるのでお得に使えます。また事前入金サービスの活用で数千万円の納税でもしっかりカバーしてくれる点も大きなメリットといえるでしょう。

サン共同税理士法人朝倉歩氏
朝倉 歩 氏
サン共同税理士法人 統括代表 税理士
2016年にデロイト トーマツ税理士法人から独立し、サン共同税理士法人を設立。最新のRPAやITを用いた事務所経営で現在までに10拠点を有する事務所に成長。起業支援を強みとし、創業融資から経営拡大に至るまで経営者に寄り添ったワンストップサービスを提供している。業界内でも早期からDX導入を行った経験を生かし、DX導入支援事業や在宅経理人材の紹介業も手がける

田中 利便性だけではなく、ポイント還元率にもしっかり目を向ける必要がありますね。

カードがコミュニティのパスポートになる

田中 私は納税だけではなく、日常の買い物でもラグジュアリーカードを使っているのであまり気になりませんが、年会費を踏まえた損益分岐点をしっかり計算したほうがいいかもしれません。

朝倉 おっしゃるとおりです。ラグジュアリーカードのラインナップ中で、ポイント還元率が1.5%と最も高い「GOLD CARD」は年会費が22万円。例えば1000万円のカード納税をすると、決済手数料は8万3600円かかります。しかしラグジュアリーカードを使用すると、15万円相当のポイントが獲得できます。これらのポイントをマイルに交換すると、9万マイル相当になります。このマイル数は、ハワイやヨーロッパへのビジネスクラスの往復航空券に相当します。

LCゴールドカードで1000万円を納税した場合の表

田中 ラグジュアリーカードは年会費以上の価値があると思っているので、個人的には納税だけではもったいない気がします。

斎藤 もちろん納税以外の備品購入や広告費、交際費などでも高いポイント還元となるのでメインカードとしてご利用になるお客様が多いです。他方でラグジュアリーカードの真骨頂は会員専用コミュニティの存在です。例えば、会員限定で月1回、ソーシャルアワーという優待があります。これは、ホテルのバーなど上質な空間を楽しみながら、会員同士で交流していただけるイベントです。当社のスタッフも参加して、よい出会いの創出をアシストしています。4月からはまだベータ版となりますがオンラインでのコミュニティもスタートいたします。

田中 私もソーシャルアワーには何度か参加していますが、そこから新しい人脈やビジネスが生まれます。首都圏だけではなく、地方から参加される経営者の方もいらっしゃるので、自分のコミュニティだけでは出会うことのなかった方とつながれるので大きな価値を感じています。

斎藤 ソーシャルアワーがきっかけで、会員同士で一緒に会社を設立したケースもあります。こうした特徴から、会員の中にはラグジュアリーカードの年会費を「投資」と表現されている方もいるほどです。ビジネスのきっかけを生むラグジュアリーカードは、新しい出会いをもたらすパスポートのようなものだと考えています。

お客様の「Experience More」を理念に、 機能も優待もつねに進化

朝倉 私は納税する顧客にラグジュアリーカードの利用を推奨しており、自分自身もラグジュアリーカードの利用をしているのですが、とくに気に入っているのはコンシェルジュサービスです。飲食店の予約やキャンセル、出張の手配などフル活用しています。

斎藤氏・朝倉氏・田中氏対談風景

斎藤 ラグジュアリーカードのコンシェルジュサービスは、電話の場合は自動音声ガイダンスではなく、すぐに人につながります。また、メールやチャットでもやり取りできるので、電話では伝えにくいイメージも、写真や動画を共有することで伝えやすくなります。

田中 利用者にとって大きなメリットをもたらすラグジュアリーカードですが、今後どのような価値を提供していきたいとお考えでしょうか。

斎藤 ラグジュアリーカードが日本で発行を開始して今年で7年目を迎えます。この間、お客様のニーズに応える形で、年々機能を拡充させてきました。現在われわれは「Experience More」をスローガンに掲げ、日常の体験をより豊かにするカードとしてラグジュアリーカードを進化させています。今後もコミュニティや優待のバリエーションを充実させ、より多くの経営者様や個人事業主様の価値ある体験の創出に寄与していきます。

LUXURY CARDについて