大阪から全国へ。SDGsに貢献する自動販売機 身近な存在を通して万博を応援

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2025年に大阪府大阪市の夢洲で開催される「2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)」。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、SDGs達成への貢献と未来社会を共創するヒントを提案する機会として国際的に注目される大舞台だ。コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、大阪・関西万博への共感とコロナ禍からの経済回復の象徴となってほしいという願いから、自動販売機を活用した機運醸成に取り組んでいる。

認知拡大に貢献する「大阪・関西万博支援自販機」とは

コカ・コーラ社が大阪で事業をスタートしたのは当時の近畿飲料株式会社(後の近畿コカ・コーラボトリング株式会社)がコカ・コーラボトラー契約を締結した1961年のこと。それ以降、大阪との縁は深く、1970年の大阪万博において会場で「コカ・コーラ」を提供した取り組みは、大阪の人々にも強く記憶されていることだろう。それから55年の時を経て開催される2025年の大阪・関西万博でも、コカ・コーラ ボトラーズジャパンとして、会場の中心に位置する象徴的な展示館「シグネチャーパビリオン」に協賛している。

開催まで1000日を切った残りの期間も、コカ・コーラ ボトラーズジャパンではこの国際イベントを盛り上げるため、多種多様な取り組みを展開。その1つが「大阪・関西万博支援自販機(以下、万博支援自販機)」の全国展開だ。


コカ・コーラ社のコーポレートカラー「コークレッド」が目を引く万博支援自販機1号機。記念すべき第1号機は、2022年7月に「大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)」で設置され、大阪各地をはじめ全国で380台導入されている(2022年11月末時点)

全国で大阪・関西万博の機運を醸成するべく、コカ・コーラ ボトラーズジャパンは大阪・関西エリアからスタートした万博支援自販機の設置を各地域に拡大。生活者の身近な存在である自動販売機を通じて、大阪・関西万博の認知拡大を図る狙いだ。22年12月19日には、新ラッピングデザインの万博支援自販機が登場し、公園を所有する大阪府および指定管理者の万博記念公園マネジメント・パートナーズの協力のもと、万博記念公園に設置される。

万博支援自販機のデザインを通して認知度と期待度を高める効果はもちろんのこと、ドリンクを購入することで、大阪・関西万博を応援できる仕組みとなっているのも特徴だ。購入金額の一部は設置先企業を介して、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会に寄付される。寄付金は大阪・関西万博開催までに実施するさまざまな機運醸成の取り組みに役立てられるという。

また、万博支援自販機の設置先企業や団体にも特典を用意しており、日本国際博覧会協会のホームページに寄付者として名称を掲載されるほか、同協会から感謝状が贈られる。万博を盛り上げたいと思うユーザー・企業にとって、参画するメリットが大きいこともこの取り組みの特徴の1つといえるだろう。

万博・企業・ユーザーの「三方よし」を追求

コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、企業理念「Paint it RED! 未来を塗りかえろ。」の下、本業を通じて地域が抱える課題を解決するため、共創価値の創造に取り組んできた。


12月19日に「日本万国博覧会記念公園(万博記念公園)」で行われた「大阪・関西万博支援自販機」新ラッピングデザイン除幕式

環境配慮型の資材で建築したパビリオン、3Dフードプリンターで作製した代替肉などの次世代フード、水素を燃料とする次世代モビリティによる会場内の移動など、細部にわたりSDGsへの貢献を体現する大阪・関西万博への協賛は、新しい課題解決方法のモデルケースとなりうる事例だ。万博支援自販機の設置を通じたこの取り組みは、企業・ユーザーを巻き込んだムーブメントを起こし、ひいてはSDGsへの貢献につながる、まさに共創価値の最大化を実現する理想的なスキームといえるだろう。

大阪・関西万博への協賛の先にある未来社会への貢献は、同社の企業理念に通じるものだ。万博の機運を高めるために製作された自動販売機は、そうした理念を象徴する存在として、日本各地を盛り上げるべく存在感を放っている。