6151 日東工器 脱炭素と省力・省人化に貢献する製品

代表取締役社長
小形 明誠
小形 明誠
日東工器は、1956年に東京・大田区で創業しました。迅速流体継手「カプラ」、機械工具、小型ポンプや医療機器、ドアクローザなどを製造販売しています。いずれも高品質で、ニッチな市場で高いシェアを誇る製品を有しております。
「カプラ」は空気、水、油、薬液など、さまざまな流体の配管を素早く接続・分離できる継手です。自動車、半導体、産業機械など多くの生産現場で採用され、高品質で高い信頼性を得ております。近年では、電気自動車用リチウムイオン電池の製造工程や、燃料電池自動車の充てん口にも採用されています。これらは脱炭素社会の実現に貢献しており、今後も事業活動を通じた地球環境への負荷軽減を継続してまいります。

迅速流体継手「カプラ」
機械工具は、ハンドツールと電動ドライバがあり、作業の省力・省人化につながるものです。ハンドツールは、鋼材の穴あけ、研磨、面取りなどの金属加工を行い、建設現場、輸送機器の製造や修理など、さまざまな現場で使用されています。電動ドライバ「デルボ」は、パソコンやスマートフォンなどの電子機器や自動車部品の組み立てに使用され、トルク管理で安定した品質の生産を可能にします。

機械工具「ジェットタガネ」
海外の売上拡大に向けた取り組み
中期経営計画で掲げた海外売上比率向上に向けて、今期は海外でのブランド認知度向上とマーケティング強化に努めています。一例として、YouTubeにて製品紹介を10言語で配信し、新規顧客の獲得につなげています。
また、海外での展示会出展および販売チャネルの再構築、次期重点市場の調査等に取り組んでいます。今後も各国における戦略を検討しながら、海外の売上拡大を推進します。
開発は企業の保険なり
当社は「開発は企業の保険なり」の社是のもと、省力・省人化、作業環境の改善を基本としたモノづくりを続けてまいりました。創業100年を目指し、社会環境の変化が激しい時代においても、高機能・高付加価値製品を提供することで、永続的に社会から必要とされる企業グループであり続けたいと考えています。
DATA
■設立 | 1956年10月22日 |
■資本金 | 1,850百万円 |
■従業員数 | 1,030人(連結) |
(2022年9月30日現在) |