6848 東亜ディーケーケー 環境保全と医療に貢献する計測機器メーカー

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代表取締役社長 高橋 俊夫
代表取締役社長
高橋 俊夫

当社は、創業79年、環境(水・大気・ガス)と医療関連分野における計測機器の専業メーカーです。多種多様な計測機器は、浄水場、下水処理場、発電所などの社会インフラ、半導体や食品の工場など、幅広い業種で環境汚染防止(排水監視)やプロセス管理に使われています。PM2.5測定装置などの環境用大気測定装置は約6割、pH計は清掃工場の排水水質測定器で半分以上の国内シェアを誇ります 。また医療関連分野では、人工透析用の薬剤溶解装置が市場シェア7割以上(OEM製品含む)を獲得するなど、数々の独自製品を生み出してきました。

全窒素・全りん計
中国向け環境用水質分析計は累計販売台数1万台を突破(写真は全窒素・全りん計)
微粒子状物質測定装置
PM2.5などの大気汚染を監視する微粒子状物質測定装置

また、開発、製造、販売からアフターサービスまでの一貫体制を構築しており、補修部品や保守・修理等アフタービジネスの売上が全体の約半分を占め収益の安定に大きく貢献しています。

中期経営計画では開発投資を倍増し、新分野開拓とシェア拡大へ

2022年度からスタートした中期経営計画では大型投資を実行し、経営基盤をより強固にしながら、重点戦略分野に経営資源を集中させていきます。新分野の開拓では、脱炭素技術(アンモニアおよび水素を燃料とした火力発電、バイオマス発電など)のような時代に求められる製品をいち早く提供するため、開発投資額を倍増。農業や漁業の工業化マーケットへも挑戦します。

建設中の新生産棟(イメージ)
建設中の新生産棟(イメージ)

また開発、製造からメンテナンスまでをカバーする当社グループの強みを活かし、メンテナンスを省力化する製品・サービスを提供していきます。さらに海外では、現在アジアを中心とする31社の代理店から40カ国に計測機器を販売(2021年度実績)しており、今後も各国のニーズに適応した機器を提供し、シェア拡大とブランド力強化を図ります。

安定的に成長できるよう企業体質を強化するとともに、ESG経営を継続的に推進し、ステークホルダーの皆さまに支持される企業を目指していきます。

DATA

■設立 1944年9月19日
■資本金 1,842百万円
■従業員数 576人(連結)
(2022年9月30日現在)