河野太郎デジタル相「古いやり方の規制を外す」 マイナンバーカードは「世の中便利になる、が王道」
橋下氏:マイナンバーカードを交付させるのにマイナポイントの支給などで交付率を上げようとしているが、全員がマイナンバーカードを持っているという前提に立てば、それこそデジタル庁に集まっている人材がもっと日本社会をこういうふうに便利にできる、ああいうことができると、さまざまなことが生まれると思う。しかし、今は全員がマイナンバーカードを持っている前提になってないからチマチマした話で皆利便性を感じていない。マイナンバーカードの保有義務化まで踏み切ってもいいと思う。
生活が便利になるという情報発信をする
河野氏:例えば、運転免許証。マイナンバーカードでやろうということにすると、全国のお巡りさんが読み取り機でマイナンバーカードの運転免許証情報を読み出すことになる。デジタルでつなげることで、交通違反処理や免許証更新処理が便利にできるようになる。いずれの段階で、もうマイナンバーカードが免許証ですよということはやらざるをえない。マイナンバーカードを持っていることで世の中飛躍的に便利になっていけば、黙っていてもマイナンバーカードでさまざまなことを処理することになる。マイナンバーカードで世の中こんなに便利にすることができるということをデジタル庁として積極的に示していかなければいけない。橋下さんが言うように、マイナンバーカードを取得したらマイナポイントがいくら分つきますというのは、ついた分はありがたいかもしれないが、若干邪道なところがある。マイナカードを持つことで世の中がこんなに便利になる、あなたの生活もこんなに便利になる、ああ、それはいいねと、みんなでやろうよというのがあくまでも王道だ。皆さんがそうかと思っていただけるような情報発信をデジタル庁としてしっかりやっていく。