東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資

米株式は次の弱気相場の波が始まろうとしている 弱気相場の一時的な上昇局面は今がピーク

3分で読める

米株式市場で次の弱気相場の波が始まろうとしていることは多くの要因が示している。

相場のターニングポイントは時としてニュースに関連した場合もあるが、そうではないことも多い。相場の騰勢が失われ、長期的なファンダメンタルズを背景に基調的な流れが変わることも多々ある。

昨年からの私の基本的なテーマは、インフレを巡る前代未聞のシフトの中にわれわれはいるということだ。40年以上前にも今のような高インフレを記録したことはあった。しかし数十年にわたる低インフレから一気に加速することはなかった。だからこそ市場はこの問題のスケールを侮り、過小評価し続けている。

それを一因に私はこれまで何度も償還期限の短い債券の利回りが一段と上昇する必要があると主張してきた。さらに重要なのは、米金融当局が株式急落時に市場の救済に動く「FRBプット」が発動されるリスクはないということだ。そしてインフレのピークがいつかではなく、問題はそのしつこさだ。

【MLIV】FRBプットがあると思うのは間違い-マクロ分析

米国の利回りは基本的に上昇を続けており、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長はジャクソンホール会合で、定着したインフレ期待がもたらす脅威を重視し、2023年にFRBが方向転換するという「幻想」を打ち砕く可能性が高い。

次ページが続きます:
【S&P500種のPERは18.2倍と非常に割高な水準に】

2/2 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象