「去年、中国から『ラボラボ』の商品を日本へ買い付けに来た。人気すぎて欠品している店が多くて困ってしまった」と中国で化粧品専門店を営む女性は言う。
ドクターシーラボのブランド「ラボラボ」で発売されている「スーパー毛穴ローション」の販売が好調だ。SNS上で話題になり、訪日中国人などに人気を博している。
海外展開強化を見据える
そのシーラボの親会社であるシーズ・ホールディングス(HD)は10月23日、米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)によるTOB(株式公開買い付け)に応じ、上場廃止となると発表した。10月29日から来年1月10日まで実施し、一般株主から1株5900円で買い付ける。TOBにかかる総額は約1500億円にもなる。
シーズHDの業績は2018年7月期に売上高509億円(前期比18.7%増)、営業利益87億円(同2.1%増)。19年7月期は2ケタ増を見込んでいるなど絶好調だ。
J&Jは16年にシーズHDに19.9%を出資し、シーラボの海外販売で提携している。今年1月に、シーズHDの創業者で、資産管理会社を通じて筆頭株主でもある城野親徳氏がJ&Jに対し、海外展開強化を見据え株式の追加取得を提案。今回の合意に至った。
J&Jが買収を通じて狙うのが、シーズHDが強みとする「ドクターズコスメ」(医療機関から開発の指導を受けた化粧品)だ。
そもそもシーラボは、レーザー治療とアンチエイジング専門の皮膚科を開業していた城野氏が1999年、通院患者の症状緩和のために設立したことにさかのぼる。そのため同社が展開している化粧品は皮膚の専門家が開発に携わっている。
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