金沢市には、東大生を輩出する、旧制一中の流れをくむ金沢泉丘(いずみがおか)高校、そして1947年に開校した金沢大学附属高校の、個性の異なる名門校がある。
金沢泉丘|一中の歴史を継承「心身一如(しんしんいちにょ)」を追求


「本校の特徴は9割超が国公立大志望で全国の難関大に進んでいること。それから部活も強いこと」と話すのは泉丘の森博之教頭だ。
2006年に20人の東大合格者を出して以降、注目度が格段に上がった。従来から進学実績に定評はあったが、森教頭は「東大合格者はそれまで1ケタだったが、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けたと同時に入学してきた生徒たちが出した驚きの結果だった」と続ける。
スーパーグローバルハイスクール(SGH)指定校にもなっており、「SG思考基礎」「グローバル・イングリッシュ」など学校独自の科目を設けている。2、3年生の普通科「SGコース」選択の生徒が中心になって学ぶ。
理数科OBで東大大学院生時代にITベンチャーを創業したミストテクノロジーズ(東京都)の田中晋太朗CEOは、「入学直後から、疑問に思ったら皆で調べるといった理数科の雰囲気は自分に合っていると感じた。学校行事で印象深いのは高3の創立記念祭での舞台。クラス一丸とならなければ作れない舞台だった」と語る。
9月の創立記念祭の中でも、3年生によるクラス対抗の野外劇は半世紀以上続く伝統行事。学校中が盛り上がる。
ちなみに田中氏はテニス部で、石川県ベスト8まで勝ち残った。旧制一中らしい文武両道を地で行っている。
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