有料会員登録 東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #市場縮小、人手不足 日本企業の活路は

リーマンショック前に状況がよく似ている Interview|オリックス 社長 井上 亮

3分で読める 有料会員限定

3カ年計画の目標純益3000億円の2018年3月期達成が確実視されるオリックス。来期からの3カ年は、純益の年成長率目標を従来より緩やかな4〜8%とした。井上亮社長に背景を聞いた。

いのうえ・まこと●1952年生まれ。75年に中央大学法学部卒業、オリエント・リース(現オリックス)入社。長く海外畑を歩み2011年社長就任。(撮影:今井康一)

──目標策定の環境前提は?

今は新聞記事などでも夢を語るような論調が多く、リーマンショック前に状況がよく似ている。純益の成長率を年間4〜8%とした理由は、市場の踊り場、調整局面が来ると想定しているからだ。

──次に訪れるショックがリーマン級だったら耐えられますか。

当時とは財務体質がまったく違う。負債を長期化し、十分な流動性を確保している。レバレッジ(株主資本に対する長短借入債務の倍率)は当時の4倍が今は1.6倍。健全すぎるくらいだ。

──ずっと市況が良好だったので、新規投資が難しかったのでは。

エントリープライスに対してマーケットが高かったらいっさい投資しない。安いものを仕込む。だから不動産やプライベートエクイティは売っている。不動産はノンリコースローンなど含めリーマン当時、簿価で2兆円分あったが、パニック売りせずバリューを上げて徐々に売ってきた。今の残高は6000億円で、市況の変化によっては投資の準備はできている。

実際に船舶がそうだった。リーマンの前に全部売って、6〜7年何も買わなかったが、今ディスカウントで買っている。最近そっと買っているのが航空機で、収益率がすごくいい。もう100機ぐらいになった。マーケットは広いので、全部が全部高いのではない。

──ファンドとの競争も厳しい。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数