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Interview | 馬場 渉●パナソニック ビジネスイノベーション本部 副本部長 大企業病は必ず克服できる

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宮部義幸CTOの肝いりで入社し、39歳の若さでビジネスイノベーション(BI)本部の副本部長に抜擢された馬場渉氏。新組織の狙いを聞いた。

ばば・わたる●独ソフトウエア大手SAPのバイスプレジデントを経て2017年パナソニック入社。パナソニックノースアメリカ副社長も兼任。(撮影:今井康一)

──BI本部で目指すものは。

三つある。一つ目は新旧ビジネスモデルの逆転だ。全体で8兆円近くある売り上げの中に、1000億円や2000億円の新規事業ができても成功とはいえない。新しいビジネスモデルが会社のコアになるところまで責任を持つ。

二つ目はイノベーションを量産化するフレームワークを社内に確立させること。三つ目が人材育成で、イノベーターを育成する枠組み作りだ。これだけ巨大な会社だと、10年くらいかけて取り組まなければ主従の逆転は起きない。

──目先のミッションは?

対象領域は全部だが、優先順位をつけて新しい住空間を提供するプロジェクト(「HomeX」)から開始した。家電事業と住宅事業にいる人材が職能を超えて連携する「横パナ」を進め、プラットフォームビジネスを作る。

ハードウエアビジネスは利用者が増えても製品の原価が下がるだけで、プラットフォーム自体の価値は上がらない。一方、プラットフォームの活用を前提にしたプロダクトは、利用者が増えれば増えるほどその価値が高まる。フェイスブックも巨大なソーシャルネットワークの上に、さまざまなアプリケーションが乗っている。われわれのビジネスもデジタル時代にふさわしい形に刷新したい。

──パナソニックに転身した決め手は何だったのですか?

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