れんほう/1967年生まれ。青山学院大卒。報道キャスターを経て2004年の参院選で初当選。行政刷新担当相、首相補佐官など歴任後、16年9月に民進党代表に。(撮影:梅谷秀司)
英国のEU(欧州連合)離脱を問う国民投票と米国の大統領選挙で見られた、保護主義や排外主義的なものへと動いている傾向には敏感にならざるをえません。わが国にも同様の動きが訪れるのか。また2017年はフランスやドイツなど欧州の選挙イヤーです。一連の動きが波及するのか、注視しています。
日本について言うと安倍政権を支持している方たちは、米国のトランプさんが訴えた「メーク・アメリカ・グレート・アゲイン(米国を再び偉大に)」というスローガンに郷愁を感じる人たちと似ていると思います。「夢をもう一度」という気持ちがあるのでしょう。
ですが平成になってまもなく30年。子どもの数が減る一方で高齢者は増え、社会保障も削られるという時代で、「古きよき夢を見ている時間的余裕はないんだ」と思います。だから何とかここで転換を起こさないと。ところが今の政権はかつてと同じ夢をまだ追い求めている。
もちろん、「選択ができない政治」にしてしまった野党の弱さは猛省しています。ですから選択ができる政策を掲げることに、今は最も力を入れています。それが「教育」です。次世代への投資は教育に尽きます。
子どもに恵まれても、中間層の所得が下がっている中では学費の支払いに限界があるので、「女性は高校までで我慢しなさい」と進学をあきらめさせる昭和前半ごろの文化に戻っているかのような現象も聞きます。だからこそ教育における公的保障は、次の世代の納税者を育てる「投資」だと考えています。私たちは経済をよくするためにも、まずは人を育てていこうという考えです。
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