世界中から優秀な人材を集め、日々新しいイノベーションを生み出し続けている米国シリコンバレーに、冷水を浴びせるような事態が起こった。ドナルド・トランプ大統領の誕生だ。
トランプ氏は12月14日、ニューヨークでアップルのティム・クックCEOやグーグルの親会社アルファベットのラリー・ペイジCEOなどシリコンバレー企業のトップらと会談。これまでシリコンバレーのIT企業に対し批判的なトーンだったが、この日は「あなた方を応援したい」などと述べた。
仲介役としてこの会談を実現させたのが、著名投資家のピーター・ティール氏だ(下写真)。ティール氏は大統領選挙期間中からトランプ氏支持を表明し、同氏の選挙活動に125万ドルの寄付を行っていた。会談でティール氏はトランプ氏の隣に座り、良好な関係を印象づけた。
富の偏在に警鐘を鳴らす
ペイパルの創業者でありフェイスブックの社外取締役でもあるティール氏は、民主党支持者が多いシリコンバレーの中では異例の共和党支持者だ。なぜトランプ支持派に回ったのか。その答えは2016年7月に共和党全国大会でトランプ氏の応援演説をした際に述べた言葉にある。
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