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ビジネス #そのメディアにおカネを払いますか?

今の新聞業界にはデジタルの爆発が起きている FTアジア太平洋地域GM、マッカイ氏に聞く

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【『週刊東洋経済プラス』オリジナル】

アンジェラ・マッカイ/ Angela Mackay
FTアジア・パシフィック地域マネジングディレクター。オーストラリア出身。年間200回以上開催されるイベント「FT Live」やメンバーシップ制を統括する。12人で構成される「グローバル経営取締役会」(グローバル・マネジメント・ボード)のメンバーの1人。大学卒業後、シドニーでオーストラリアン・フィナンシャル・レビュー紙の記者となった。英タイムズ紙、『エコノミスト』誌の記者・編集者を経て、2003年、FTに入社。後に経営部門に異動し、香港在住。

──FTグループが全体として目指すものは何か?

質が高いFTのジャーナリズムをどうやってグローバルなオーディエンスに届けるか、これがつねに念頭にある。より効率的に配信し、オーディエンスにおカネを払ってもらうようにするにはどうするか。第1級のコンテンツを届ける唯一の道は、収益を上げ続けることだ。

──グローバル市場で競合相手となるのはどのメディアか。たとえば米ウォールストリート・ジャーナル紙やニューヨーク・タイムズ紙か?

もしその2紙だけが競合相手だったら躍り上がりたいぐらいうれしい(笑)。これまでもグローバルメディアはたくさん存在していたが、誰が敵かは明確だった。だが今は「デジタルの爆発」が起きている。米グーグル、米経済サイト「クオーツ」などすべてのメディアと競争をしている。

──アジア・パシフィック地域の現況は?

電子版の購読数が増え、印刷版も堅調だ。2つの大きな市場はインドと中国。特に力を入れてきたのが中国で、10年前から中国版のFT.comを提供している。黒字化しており、160万人の登録利用者がいる。英語版とは異なり、閲読は無料だ。将来的には一部有料化も考慮中だ。

──日経グループの傘下となり、アジア・パシフィック地域の戦略に変更はあったのか。

そうなることを希望している。大きな兄弟分ができた。FTは英国、欧州、そして米国にリーチしてきたが、日経は主としてアジア・パシフィック地域にリーチする。イベントの共同開催などを行っているが、将来、こうした機会を増やしたい。どんな共同事業ができるか議論している最中だ。

──印刷版はいつか消えるのか。

読者が紙版を読みたがっておカネを払ってくれ、収益が上がっているかぎり続ける。

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