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キャリア・教育 #国は大学の機能ごとに重点支援

私大の就職力が向上 入学直後に就職ガイダンスを行う大学も

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  • 井沢 秀 大学通信 取締役情報調査・編集部部長
4年生に進級前の3月から就職活動が本格的にスタートする

2008年秋のリーマンショックを契機に落ち込んだ大学生の就職率が、上昇を続けている。大学通信がすべての国公私立大学を対象に実施している就職状況調査によると、全大学の実就職率(就職者数÷〈卒業者数-大学院進学者数〉×100で算出)の平均値は、09年の80.7%から10年は74.4%に下がったが、12年以降は順調に回復。15年の就職率は84.5%と09年を上回ってきた。

就職率を押し上げたのは、私立大の伸びによるところが大きい。10年から15年にかけての就職率の変化を見ると、国立大が81.6%から86.7%、公立大が81.7%から89.3%の上昇に対し、私立大は72.4%から83.7%と、11ポイント以上の伸びとなっている。

受験生に選ばれる、就職に有利な大学

国公立大の3倍以上の学校数がある私立大は大学間格差が大きく、平均就職率は低くなりがち。そうした状況で就職率アップの要因となったのは、企業の採用意欲の向上とともに、経営面で国公立大以上に危機感を強めていることが挙げられる。就職力は受験生の大学選びの重要な指針になっているからだ。

大学通信が進学校の進路指導教諭を対象に行っている調査によると、「生徒に人気がある大学は?」の問いに対し、「就職に有利な大学」という回答がつねに上位にくる。また、「受験生に受け入れられる改革は?」の問いでは、「キャリア教育など就職支援」がトップ。受験生は就職関連の動きを注視しているのだ。

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