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スズキCEO辞任は社員の士気を落とす 日本の企業は変わっているか(6)

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  • 佐藤 優 作家・元外務省主任分析官
自動車の燃費データ偽装問題では結局、スズキの鈴木修会長兼CEOはCEO職からの辞任を発表した。前言を翻した失態でもある(撮影:尾形文繁)

自動車の燃費偽装問題について、軽自動車大手・スズキの鈴木修会長は5月18日の記者会見で、「燃費性能はほぼ間違いなく、迷惑はかけていない」、そして社内処分についても「善意でやったのであれば、人情的に考えないといけない」と述べた。国の基準に適合しない不適切な行為は確かにあったが、不正行為や違法行為は断じてなく、事実と異なるデータを作成した関係者も、善意で行ったことであるから、処分は極力軽くするという意向をスズキの会長兼CEO(最高経営責任者)が述べたのである。三菱自動車が行った不正行為に巻き込まれて、わが社にまで疑惑が向けられ実に「運が悪かった」という鈴木氏の認識が透けて見える。

しかし、スズキ株式会社としては、鈴木会長と別の判断をしたようだ。

〈スズキは(6月)8日、責任を取って鈴木修会長兼CEO(最高経営責任者、86)がCEO職を辞任すると発表した。代表権がある会長職は続ける。問題の再発防止に向けて、38年にわたる鈴木会長のワンマン体制から「チーム経営」に移れるかどうかが問われている。

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