投資信託は個別の株、債券への投資と異なり、銘柄や地域の分散が容易な商品だ。その特徴が生かせる積み立て投資に適した投信はどれか。投信評価会社のモーニングスターが作成したランキングを基に考えてみよう。
ファンドを運用するマネジャーの“腕”を比べる指標としてはシャープレシオ(効率係数)がある。これは「リスクに対してどれくらいのリターンを上げたのか」を測るもので、数値が大きいほど投資の効率がいいことを意味している。株や債券など投資対象とする資産によって数値の傾向が変わるため、同様の資産に投資するファンド間で比較する必要がある。
ここではSBI証券、マネックス証券、楽天証券のいずれかで積み立て投資対象ファンドであるなど一定条件を満たしたアクティブ型ファンドについて投資対象資産別に分類し、直近3年のシャープレシオで上位のファンドを2つずつ抽出した。
投信は運用手法によってアクティブ型とパッシブ(インデックス)型に大別される。国内投信で多いアクティブ型は、運用成績を測るための基準(ベンチマーク)を日経平均株価などと決めたうえで、特定の業種や銘柄に投資することによって、ベンチマークを上回る運用成果を目指す。シャープレシオは過去の運用成績に基づいた評価である点に留意しておきたいが、下表の各ファンドは投資効率のいいアクティブ型投信といえる。なお国内株式型とバランス型ではシャープレシオの差が大きい。これは同じ国内株式型でも「ひふみプラス」が中小型株中心、「優良日本株ファンド」は大型株中心と投資対象で差が出たためとみられる。バランス型も同様だ。
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