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ゼロ成長転落も否定できず 米国GDPを独自予測

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  • 小野 亮 みずほリサーチ&テクノロジーズ 調査部 プリンシパル

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米国の2015年10~12月期の実質GDP(国内総生産)伸び率は、年率換算で前期比0.7%増(速報値ベース)となり7~9月期の2.0%増から急減速した。影を落とすのが中国の成長鈍化と資源安、いわゆる中国・資源ブームの終焉だ。それらが米国の実体経済に与える影響度をコンピュータシミュレーションで予測した。

中国・資源ブームの終焉と米国経済の関係を測るうえでは、中国の構造調整が資源輸出国に与える影響に着目した。米国経済は特に輸出の悪化によって下押しされており、その中心が資源国であるカナダ・中南米向けであるからだ(図1)。

[図1]
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中国では鉱業といった重厚長大産業を中心に構造調整が進んでいるが、設備投資などの固定資産投資は産業全体で見ると拡大が続いている。構造不況業種の投資低迷をほかの産業が相殺しているのである。構造調整の影響が限定的であることは、資源輸入量にも表れている。石炭の輸入量は大幅に減っているが、鉄鉱石などを含む主要資源12品目の輸入量はほぼ一貫して伸びている。

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