INDEX
- 過去の名著には再読に堪えない本も
- 『一下級将校の見た帝国陸軍』
- 『精神病理学的日本論 人と人との間』
- 『タテ社会の人間関係 単一社会の理論』
- 『日本人の法意識』
- 『忠誠と反逆 転形期日本の精神史的位相』
- 『失敗の本質 ─日本軍の組織論的研究─』
- 『信頼の構造 ─こころと社会の進化ゲーム─』
- 『文明の生態史観』
- 『近世日本の経済社会』
- 『無縁・公界・楽 日本中世の自由と平和』
- 『逝きし世の面影』
- 『菊と刀 ─日本文化の型─』
- 『日本人論の方程式』
- 『陰翳礼讃』
- 『武士道』
- 『気違い部落周游紀行』
- 『城下の人 石光真清の手記一』
- 『木綿以前の事』
- 『イモと日本人 民俗文化論の課題』
- 『極光のかげに シベリア俘虜記』
- 『『坊っちゃん』の時代 凜冽(りんれつ)たり近代なお生彩あり明治人〈新装版〉 』
- 『文化移民 ─越境する日本の若者とメディア─』
- 『日本いまだ近代国家に非ず 国民のための法と政治と民主主義』
- 『なぜ日本は行き詰ったか』
- 『日本人とユダヤ人』
- 『ジャパン・アズ・ナンバーワン』
- 『いまだ人間を幸福にしない日本というシステム』
- 『ひきこもりの国 ─なぜ日本は「失われた世代」を生んだのか』
- 『日本の未来について話そう 日本再生への提言』
- 『日本型資本主義と市場主義の衝突 日・独対アングロサクソン』
日本とはいかなる国か、日本人とはどんな特徴を持った人々なのか。そんな問いを掘り下げた日本論、日本人論は、出版業界では不滅のテーマだ。
戦後何度となく繰り返されてきた日本論ブームが、再燃する気配を見せている。しかし、昨今の嫌韓・嫌中ムードの裏返しか、根拠の乏しい日本礼讃に終始するだけの本も少なくない。この手の駄本を真に受け、ビジネスの場で話題にして恥をかくのは避けたいところだ。
過去の名著には再読に堪えない本も
一方で、過去には名著とされた日本論でも、現在再読に堪えるとは限らない。日本の世界での位置づけも、日本人の暮らしのありようも大きく変わっている。日本人はほかの民族とは異なる特殊な存在だ、と強調するところに日本論は立脚するが、着目すべきポイントは時代によって動いている。
多忙なビジネスマンが時間を割いて読むに足る、現在のスタンダードと呼ぶにふさわしい日本論の名著とはどんな本か。経済、文化、社会の各分野をウォッチする当代屈指の読書家に選んでもらった。学術書からコミックまで、読んで納得の厳選ブックリストをお届けする。
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