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政治・経済・投資 #Part6 2015年&五輪後の産業

エチレンなど需給改善 石化は束の間の春続く 化学

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油価下落で原料ナフサが急落する一方で、エチレンプラントの稼働率は9割を超え、利ザヤが改善している。化学メーカーは束の間の春を享受できそうだ。

足元フル稼働に近いエチレン生産だが、2014年の三菱化学(鹿島)に続き、15年5月には住友化学の千葉のプラントが止まる。合計で年産38万トンの能力があるだけに、需給は一層締まりそうだ。

高稼働にもかかわらずプラント停止が相次ぐのは、中期的には需給軟化が必至とみられているからだ。理由の一つは米国で低コストのシェールガス由来のエチレンプラントが次々に立ち上がるため。さらに、最大の輸出先である中国でも石炭由来のプラント建設が数多く計画されている。

汎用品分野では中国での生産増強が顕著で、需給は崩れている。ナイロン原料は国内工場の停止が続きそうだ。14年の宇部興産に続き、15年末には住友化学が愛媛工場の1系列を停止する。

海外品に比べコスト競争力が低いABS樹脂縮小を計画しているのが旭化成。15年12月をメドに水島工場を停止する計画だ。

合成ゴム各社で積極的な姿勢が目立つのが、低燃費タイヤ用の合成ゴム(ソリューションSBR)。JSRがタイで、日本ゼオンと旭化成がシンガポールで新工場を稼働させているが、その能力増強の発表が15年中にありそうだ。国内のエチレンプラントの相次ぐ閉鎖で、合成ゴムの原料のブタジエンが足りなくなることは確実。海外シフトは止まりそうにない。

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