登校をしぶる子にやってはいけない致命的な言動 自己肯定感が低くなる生活環境に置いていないか

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知らず知らずのうちに親が子どもを追い詰めてしまっているかもしれません(写真:Fast&Slow/PIXTA)
令和2年(2020年)度の文科省の調査結果によると、全国には、小学生、中学生、高校生を合わせると約24万人の不登校の子どもたちがいると言われています。そんな不登校児の親たちの悩みは深く、途方に暮れている人も少なくないでしょう。
『子どもが不登校になっちゃった!』の著者で、わが子の5年(中学1年の3学期から高校まで)に及ぶ不登校に向き合ったランさんが自身の体験を交えて不登校との向き合い方を綴ります。

不登校は突然やってくる

「子どもが何を考えているのか、さっぱりわからない」

「どのような声かけをしてやれば、この子は元気になるのだろう?」

「どうしてこんなふうになっちゃったのだろう?」

「私の子育てのどこが悪かったのだろう?」

子どもが不登校になり苦しんでいる親御さんの中には、このように自分を責めながら、子どもを腫れ物扱いしている方も少なくないのではないでしょうか? 私も以前、同じように悩んでいました。

当時の私は、子どもの言動1つで感情に振り回される地獄のような日々を送っていました。

不安と焦りでどうすれば良いのかわからず、「やってはいけない」を数多くし、失敗の連続でドツボにハマりました。

「子育てを放棄したい!」すべてを投げ捨てたくて、何度そう思ったことかわかりません。。 なんとか娘が不登校から脱出した今は、同じように苦しまれている人たちのお役に立てればと、私は、全国の不登校で悩むママたちのサポートをしています。

わが家の場合、ある朝、娘が自宅のトイレで泣き崩れていました。

「お母さんなら気づいてくれると思ったのに……」

翌朝も、その翌朝も、起こしても、娘は布団の中から出てきませんでした。

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