顧客対応DX、売り上げ増の企業は何が違うのか 新規獲得、常連化のカギは顧客との接点にあり

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「K字回復」というキーワードが浸透している。個別に企業の動きを見ていくと、困難な状況下でもしたたかにビジネスチャンスをうかがい、業績を拡大している企業も少なくない。コロナ禍の影響を受けている業種を見ても、すべてが手をこまねいているわけではないだろう。業態転換を行ったり、サービスを拡充したりするなど、各企業では生き残りを懸け、必死に課題と向き合い、解決のために工夫や努力を積み重ねているはずだ。

その1つが、顧客とのコミュニケーション。対面営業が制限される中で、オンラインでいかに商品やサービスの魅力を伝えていくのか。より効果的な方法で顧客とのタッチポイントを構築するための試みが行われている。

では、このコロナ禍で何が効果を発揮するのであろうか。例えば、アプリ。確かに自社アプリを開発して、マーケティングツールに活用する手法が普及した。しかし、その運用には手間と時間を要することも事実だ。ユーザー数がなかなか伸びないケースもあり、脱アプリのトレンドもあると聞く。

こうした中、注目されているツールが、誰もが知るあのLINEだ。今やLINEはコミュニケーションインフラになったと言っていいだろう。老若男女を問わず、多くの人が日常的にLINEを利用しており、そのアクティブユーザー数は約8900万人(国内月間:2021年6月末時点)にも上る。そのLINEの機能やメリットについてはすでに周知されており、利用している人も多いと思うが、ここで重要なのはコロナ禍で、このLINEを活用した顧客層とのコミュニケーションによって新規顧客獲得やリピート率を向上させている企業がある、ということだ。

実際、成功事例も寄せられている。居酒屋大手のワタミが新業態にチャレンジする過程でMicoworks(ミコワークス)が提供するLINE活用マーケティングツール「MicoCloud(ミコクラウド)」を導入。効率的かつ効果的なマーケティング活動に寄与しているようだ。一方、難関中学への高い合格実績を誇る、創設62年の歴史を持つ名門学習塾・浜学園は、それまでのメールや電話による、保護者や生徒とのコミュニケーションを、徐々にLINEに置き換えることで、6500名にも上るアカウント運用を1人で行える体制を構築し、LINEによるDX(デジタルトランスフォーメーション)で圧倒的な業務効率化とエンゲージメントの向上に成功している。

LINEを活用したマーケティングツール「MicoCloud」が果たす役割とは何か。ワタミや浜学園では、どのような効果を導き出したのか。無料でダウンロードできるPDFでは、サービス内容や2つの事例について紹介している。同じような業種であっても、二極化の進行が想像される中、ライバルに差をつけるためのヒントをつかんでほしい。