米国株が大幅続落、週間で465ドル安 半導体株に売り、インテルは5%超の下げ
[ニューヨーク 10日 ロイター] - 10日の米国株式市場は大幅続落。ハイテク株への売りが膨らみ、ナスダックが2%強落ち込んだ。ダウ平均は年初以降の成績がマイナスとなり、週間ではS&Pとナスダックが2012年5月以来の大幅な下落となった。
ダウ工業株30種<.DJI>は115.15ドル(0.69%)安の1万6544.10ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は102.10ポイント(2.33%)安の4276.24。
S&P総合500種<.SPX>は22.08ポイント(1.15%)安の1906.13。今年5月下旬以来の安値。
週間では、ダウが2.7%安、S&Pが3.1%、ナスダックが4.5%、それぞれ下落した。
半導体メーカーのマイクロチップ・テクノロジー
これを受けて半導体株への売りが膨らみ、フィラデルフィア半導体株指数<.SOX>は6.9%安と、2009年1月以来の大幅な落ち込みを記録した。マイクロチップ株
通信機器大手ジュニパー・ネットワーク
こうしたなか、公益株や生活必需品銘柄には買いがみられた。ウエルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメント(ニューヨーク)の首席株式ストラテジスト、ジョン・マンリー氏は「今週は漠然とした不安感が高まるなかでの相場展開ではあったが、そうした不安も徐々に方向性が見え始めているようだ」と指摘した。
値上がり銘柄では、軍事・民間向け電子機器・サービスのL3コミュニケーションズ・ホールディングス
BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は92億株超で、過去5営業日平均の74億株を上回った。
騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ2426で上げ657(比率は3.69対1)、ナスダックが下げ1971で上げ729(2.70対1)だった。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 16544.10(‐115.15)
前営業日終値 16659.25(‐334.97)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 4276.24(‐102.10)
前営業日終値 4378.34(‐90.25)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1906.13(‐22.08)
前営業日終値 1928.21(‐40.68)
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