6993 大黒屋ホールディングス 真贋を見抜く優秀なスタッフと全国展開する実店舗が支える強い販売力

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代表取締役社長
小川 浩平

大黒屋は、祖業である質屋業とともに、中古ブランド品の買取・販売を営んでおり、全国規模で質屋業を営むのは同社のみです。中古ブランド品の買取・販売では、高く買って安く売ることで商品在庫の回転率を上げ、高粗利水準を達成することを目指しています。例えば、ブランド品のバッグであれば、在庫回転日数30日を維持しており、質屋業をルーツにしているからこそ、商材の価値を見極め、適正な値付けをするノウハウとスキルがあるからです。また、全国に多くの実店舗を有していることで、顧客からの仕入・販売でも強みを発揮。同社では年間約20万件以上の新規・既存の買取顧客及び質顧客の取引があり、ブランド品を多く所有している数多くの富裕層顧客を抱えています。

コロナ禍でも安定的な収益確保

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、インバウンド需要の低迷や度重なる緊急事態宣言の発出などによる外出自粛等により、大きな影響を受けたものの、コロナ禍においても庶民金融としての質屋業に対する需要は高く、ネット販売による需要も増えたことで事業全体として売上高や利益への影響を抑えることができました。

国内の高齢化でも拡大する"買取・質預り"のニーズ

国内には、各家庭で利用されずにいる「かくれ資産」が数十兆円規模で存在し、特にシルバー層が多く保有しているとされています。一方で中には老後資金に不安を抱えている方も多い状況の中、大黒屋は超高齢化社会に貢献すべく、シルバー層の方々が資産を有効活用するための買取及び質預りによる換金化の選択肢を提供してまいります。新たに買取専門店も積極的に出店する計画です。

DXを駆使して、業界を牽引する

既存事業でCRM(顧客情報管理)体制整備に加えて、鑑定精度95%のAI鑑定導入による業務効率化、オンライン買取「UTTA(ウッタ)!」のサービスを開始することで新たな顧客を創造し、更なる企業成長を目指してまいります。

ブランド中古品が並ぶ大黒屋店内
店舗外観。今後も積極的に出店予定

DATA 

■設立 1935年12月17日
■資本金 2,955百万円
■従業員数 232人(連結)
(2021年9月30日現在)