6848 東亜ディーケーケー 環境保全と医療に貢献する総合計測機器メーカー

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代表取締役社長
高橋 俊夫

当社は、創業78年、環境(水・大気・ガス)と医療関連分野における計測機器の専業メーカーです。多種多様な計測機器は、浄水場、下水処理場、発電所などの社会インフラ、半導体や食品の工場など、幅広い業種で環境汚染防止(排水監視)やプロセス管理に使われています。

pH計は清掃工場の排水水質測定器で半分以上、PM2.5測定装置などの環境用大気測定装置は国内シェア約6割を誇ります。また医療関連分野では、人工透析用の薬剤溶解装置が市場シェア7割以上(OEM製品含む)を獲得するなど、数々の独自製品を生み出してきました。

また、開発、製造、販売からアフターサービスまでの一貫体制を構築しており、補修部品や保守・修理等アフタービジネスの売上が全体の約半分を占め収益の安定に大きく貢献しています。

(写真 左)水道水用水質自動測定装置 (写真 右)ポータブル水質計

世界的に環境保全への機運が高まるなか、計測機器市場は今後も拡大傾向が予測されています。この追い風を受け、国内では新たなデジタル営業の展開やアフタービジネスの拡大で、収益基盤の拡大を図っています。また環境規制が強化されつつあるアジアを中心に、各国の法規制に対応する製品を開発し、海外事業を拡大しています。中国では10年以上前から河川の水質モニタリング用水質計を販売。近年は、PM2.5測定装置を韓国の地下鉄・仁川国際空港に納めたほか、インドでは大気汚染物質を監視する測定装置を拡販するなど、グローバルな競争力あるブランド構築を目指しております。

韓国の地下鉄構内に設置されたPM2.5測定装置

さらに、医療や脱炭素化に伴う新分野のニーズを捉えた研究開発と市場開拓を進め、2022年度から始まる新中期経営計画の下、更なる成長と企業価値の向上に向けて取り組んでまいります。

DATA

■設立 1944年9月19日
■資本金 1,842百万円
■従業員数 574人(連結)
(2021年9月30日現在)