渋谷発!
國學院大學 赤井益久学長によるトップ対談
國學院大學
それはオールアバウトの「システムではなく、人間。」というミッションにも共通することを、赤井益久学長と江幡哲也社長は確認し合った。
共通項は「人」を中心に据える
赤井 國學院大學は、神道精神を研究・教育の理念としています。神道はお祭りなど、地域と結びついているところに大きな特色があります。その点では、渋谷は本学にとっての「地元」です。そのため、本学では文部科学省が「センター・オブ・コミュニティー(COC)構想」を掲げる以前から、「渋谷学研究会」をはじめとする、地域社会と結びついた取り組みに力を入れています。渋谷は「ビットバレー」とも呼ばれるように、IT関連企業も多く集まっています。企業経営者にとって、渋谷の魅力はどこにあるのでしょうか。
江幡 当社はこれまで事業の拡大などに伴い何度か移転していますが、ずっと渋谷区に本社を構えています。創業の地は、貴学のすぐそばのビルでした。
渋谷に拠点を置く最大の理由は、人が集まる街であるということです。特にITに興味を持つ若い人が多い。雇用や採用活動という点でも渋谷はメリットの大きい街だと感じています。
当社は、専門家がガイドする日本最大級の総合情報サイト『All About』をはじめ、インターネットを活用したサービスを数多く提供しています。その点ではもちろんITの技術は不可欠ですが、ほかのIT関連とは一風変わったミッションを掲げています。それは「システムではなく、人間。」というものです。さまざまな情報が簡単に手に入る時代だからこそ、「人」が持っている、本物の情報が大事になると考えています。