オシャレ車の代名詞「MINI」に乗る人の嗜好とは MINIと「その他」の新車購入者データを比較
1959年にイギリスで誕生した「MINI」。初代モデルは、小さくアイコニックな外観から世界で愛され、実に2000年までの長きにわたって生産された。
1994年にBMWがローバーを傘下に収めると、MINIは2001年にリニューアル。BMWの手によるモダンなスタイリングとメカニズムで、新たなMINIワールドを構築した。日本での発売は2002年3月2日(ミニの日)からであり、2020年には日本での累計販売台数が30万台を突破する人気モデルとなっている。
2021年上期の「外国メーカー車モデル別新車登録台数」では、前年同期比7.8%増の9135台で首位であり、10期連続の首位を獲得している(日本自動車輸入組合:JAIA調べ)。
MINIは、3/5ドアハッチバックに加え、ステーションワゴンの「MINIクラブマン」やSUVの「MINIクロスオーバー」までもが同じMINIという1車種としてカウントされる事情はあるものの、日本で多くの人に愛されていることがわかる。
では、このMINIという車、一体どんな人たちに選ばれているのだろうか。今回は、MINIオーナーの特徴を見ていきたい。
MINIならではのユーザー像が浮き彫りに
いつもは、市場調査会社のインテージが毎月約70万人から回答を集める、自動車に関する調査「Car-kit®」よりデータを用いているが、今回はアプローチを少々変えてみよう。
インテージが持つ、消費履歴/消費価値観/メディア接触状況/生活価値観など様々な情報を統合した「生活者360°Viewer」というデータから多面的に見ていく。MINIオーナーの人となりを理解するために、今回は特に「生活価値観」「消費価値観」の2つを軸に分析を行った。
●MINI新車購入者:976名
MINI、MINIクラブマン、MINIクロスオーバーの合算
●比較対象:15万4263名
軽自動車を除く新車購入者全体(メーカー・車種不問)
まずは、購入者の性別と年代構成から確認していく。MINI新車購入者を新車購入者全体(軽自動車を除く)と比較していく。すると、年代構成に大きな違いはないが、女性比率が高いことがわかった。
次に「大切にしている時間」を見てみると、MINIオーナーのトップ5は「趣味を楽しむ」「1人で過ごす」「睡眠」「配偶者と過ごす」「飲食を楽しむ」となった。
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