なぜ今もTOEICなのか?選ばれる理由に迫る 時代の変化に対応し日本人の英語力向上を支援

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マスク着用・検温を義務付け、ソーシャルディスタンスを保って試験を実施
コロナ禍で海外とのオンラインミーティングが増えるなど、ビジネスパーソンにとって英語学習のニーズがさらに高まっている。そうした中、英語学習に欠かせないテストとして、誰もが思い浮かべるのがTOEIC Testsだろう。その人気は依然根強く、コロナ禍で試験が行えず一時減少した受験者数も順調に回復しているという。なぜ、「やはりTOEIC」なのか。選ばれる理由に迫った。 

世界160カ国で採用されるグローバルスタンダード 

そもそもTOEIC Testsとはどんなテストか。それは、米国にある世界最大級の非営利テスト開発機関ETSによって開発・制作された、日常生活からビジネスまで英語によるコミュニケーション能力を評価する世界共通のテストである。開発・制作には言語学者や統計学者など多様な分野のエキスパートが携わり、つねに高い品質が維持されている。

TOEIC Testsが広く世界に浸透している大きな理由は、何といっても受験者の英語力をスコアで正確に評価していることだろう。「スコアはブレが生じないよう統計処理が行われ、受験者の英語力に変化がない限り、一定に保たれるようになっています。そのため、受験者は自らの英語力を時系列で正確に把握でき、英語学習を効率的に進めることができるのです」。そう紹介するのは、TOEIC Testsを実施している、国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)IP事業本部IP普及ユニットの永井聡一郎ユニットマネジャー(以下、UM)だ。

TOEIC Testsは、グローバル化の進展とともにビジネスの場における英語コミュニケーション能力測定のスタンダードとして、「現在では、日本国内で年間約240万人が受験するとともに、世界160カ国で、約1万4000もの企業・団体に採用され、グローバルに活躍する人材の育成に活用されています」と、同協会IP事業本部の島田敬子本部長は話し、その信頼性の高さに自信をうかがわせる。

国際ビジネスコミュニケーション協会
IP事業本部 本部長 島田敬子(右)
IP事業本部 IP普及ユニット ユニットマネジャー 永井聡一郎 (左)

昇進や昇格の要件として広がり続けるTOEIC Tests
社会のさまざまな場でスコアの価値を実感

TOEIC Listening & Reading Test(以下、TOEIC L&R)のスコアは新卒採用や中途採用において英語力の指標として広く活用されている。また昇進・昇格に設定されたり、海外業務に携わる人選の要件に活用されたりするケースも多い。2007年からはTOEIC Speaking & Writing Tests(以下、TOEIC S&W)もスタート。両テストのスコアを活用することで「聞く・読む・話す・書く」の4技能すべてで、英語のコミュニケーション能力が評価できるようになり受験者数が増えている。

「例えば、商社の双日では、海外赴任要件として、TOEIC L&Rスコア730点に加え、TOEIC Speakingスコア130点、TOEIC Writingスコア140点がガイドラインとして設けられています」と永井UMは紹介する。

企業におけるこうしたスコアの活用は、幅広い業種で行われており、楽天が全社員にTOEIC L&Rスコア800点取得を設定したり、大手化学関連企業で、グローバル人事部のマネジャーにTOEIC L&RとTOEIC S&Wのスコアを求めたりするなど、枚挙にいとまがない。

TOEIC Testsのスコアが、さまざまな場で活用できる点も、テストが多くの英語学習者に支持される理由の1つだ。例えば、MBA(経営学修士)課程を設置している大学では、慶應義塾大学など出願資格の一部に取り入れているところもある。

そのほか、国家試験において活用できるケースも少なくない。「訪日外国人の案内ができる全国通訳案内士なども、一定のスコアがあれば外国語筆記試験(英語)が免除されるメリットがあります。ほかにも公務員や小・中・高校教員を目指す場合にも、一次試験の免除や加点評価が受けられるなど、幅広いキャリアの選択にTOEIC Testsのスコアが役立ちます。これも信頼されるテストであることの証しといえるでしょう」(永井UM)。

コロナ禍でも企業が活用。受験者数も順調に回復

職場では、コロナ禍を契機にオンラインによるやり取りが増え、これまで英語によるミーティングに参加する機会がなかった人にとっても、英語の必要性は現実的な課題となっている。こうしたこともあり、「自己負担でもいいのでテストを実施してほしいと社員から要望があった企業もありました。最近の英語学習ニーズの高まりを実感すると同時に、学習の進捗を正確なスコアで測ることができる、TOEIC Testsならではの動きだと思っています」(島田本部長)。

こうしたニーズに応え、かねてから団体特別受験制度(IPテスト)で導入を進めていたオンライン方式のテストや不正を防ぐAI監視サービスは、コロナ禍で利用が拡大している。公開テストの実施自体を中止せざるをえなかった20年度は受験者数が減少したものの、受験ニーズは引き続き根強く、今年度は回復する見込みだという(グラフ参照)。

また、公式教材や公式eラーニングなどの学習サポートツールを提供したり、個人向けのイベントや企業・学校の担当者を対象としたセミナーを無料で開催したりするなど、テストを実施するだけでなく、英語学習の支援を行っていることも注目されている。

このように、TOEIC Testsは英語学習者が効果的に学習を進めるためのパートナーとして、時代の変化やニーズに的確に応え英語学習者に支持され続けている。くしくも、10月19日は日本記念日協会が認定した「TOEICの日」。英語の楽しさが体験できるオンラインイベントが企画され、無料で参加が可能とのこと(一部抽選あり)。英語学習を始めるきっかけに、参加してみてはいかがだろうか。

※TOEICはTOEIC® Testsが正式名称です。
※TOEIC Testsは、TOEIC L&Rおよび、TOEIC S&Wの総称です。
※TOEIC Testsには、公開テストと団体特別受験制度(IP:Institutional Program)の2つの受験制度があります。
 
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