英語を話せる技能に「パタプライングリッシュ」 英語のスピーキングに瞬発力を!

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英語能力検定では高いスコアをマークしながら、実際の英語の会議ではなかなか発言ができない。そんなビジネスパーソンのなんと多いことか。語彙も文法もしっかり身に付いているのに話せないのは、トレーニングができていないことが大きな理由の1つ。そんな英語の悩みの解決に、海外駐在員にまで活用されているスピーキング教材が注目を集めている。

パターンプラクティスとチャンクでトレーニング 

「英語のスピーキングはスポーツと同じです。野球のバッターが高速のボールを瞬時に打ち返せるのは、トレーニングによって無意識に対応できるようになっているから。英語もトレーニングによって、瞬間的に対応できる力を身に付けることができるのです」。そう話すのは、アブログ合同会社の川崎智里氏だ。

アブログ合同会社
パタプライングリッシュ for Business 担当
川崎 智里

「人の記憶システムとして、英語の語彙や文法は思い出せば引き出せる情報として『意味記憶』になっています。しかし、会話というシーンでは思い出す時間がないためそれらはとっさに活用できません。これに対し、無意識に引き出せるのが『手続き記憶』で、英語の知識もそうした無意識の記憶に転化できれば、話しかけられたとき瞬時に対応ができるのです」(川崎氏)。そのために必要なのがトレーニングで、口頭練習を反復することが英語のスピーキング力を高めるには効果的なのである。もちろん、フレーズ集の丸暗記では決まった状況でしか使えない。必要なのは、臨機応変に話せるためのトレーニングだ。そこでアブログでは、身に付いている英語力をビジネスの現場で使えるようになってもらいたいと考え、スピーキングに特化したデジタル教材、「パタプライングリッシュ」を2020年9月にリリースしたのである 。

この教材について川崎氏は、「まず大きな特徴は、パターンプラクティスとチャンクを組み合わせている点です。パターンプラクティスは米国の大学で開発されたメソッドで、第2次世界大戦中に米軍が言語習得法として採用して大きな成果を上げました。ポイントは、例文の文章を入れ替えたり、主語を替えたり、肯定文を否定文に替えたりしながらトレーニングすることです」と紹介する。

またチャンクは、2~8語程度からなる意味を持つ英語の塊で、日本語でも会話するときには単語を一つひとつ言うのではなく、ある程度の塊をつなげて話すほうがスムーズになるのと同じ。「そのチャンクとパターンプラクティスを組み合わせ、大量に口頭練習を反復することで、状況に合わせて瞬間的な対応ができるようになるのです」と川崎氏は解説する(下図参照)。

英語の基礎力は高いのにとっさに話せない人のため
想像を超えたニーズ。多くの海外駐在員も活用

このような特徴から、パタプライングリッシュは、スピーキング力のベースとなる英語力を身に付けた中上級者を対象としている。つまり、英語のメールには問題なく英語で返信できるが、急に話しかけられるとうまく答えられない人や、英語でプレゼンテーションはできるが、その後の質疑応答は苦手といった人たちに効果が期待できる教材といえる。そのため、会話の内容もビジネスに特化した教材となっている。

こうしたことから一見ニッチな英語教材にも思えるが、20年の9月にリリースすると、反響は大きく、「英語の中上級者でも、スピーキングに悩みを持つビジネスパーソンが想像以上に多いことがわかりました」と川崎氏は実感を込める。

実際にパタプライングリッシュを使ったユーザーからは、「英語での言い回しが豊富になり、『海外で働いていたの?』と聞かれるまでになりました」(30代・女性)、「言葉の引き出しが増え、考えるより先に口から出てくるようになりました」(40代・男性)などの声が多く寄せられている。さらに、海外駐在中のユーザーも多く、「普段、英語を使っているにもかかわらずなかなか上達しなかったのですが、ネイティブの上司も私のレベルアップを高く評価してくれました」といった声が少なくない。

納得して使ってほしいと60日間の返金保証も

実は、海外にユーザーが多い背景には、教材の開発者である松尾光治氏の存在があると川崎氏は話す。

パタプライングリッシュ
開発者
松尾 光治

在米30年を超え、大手英会話スクールでの講師や日系企業での勤務経験のある松尾氏は、多くのビジネスパーソンが英語の基礎力を話す力に転化できていないことに憂慮していたという。そこで、駐在員やMBA留学中の人向けに教材を作ると高い評価が得られ、「スピーキング力をさらに向上してほしいとの思いで、自らの経験から効果を実感していたパターンプラクティスとチャンクを組み合わせる教材を構想し、2年の歳月をかけて完成させたのです」(川崎氏)。

しかも、より多くのビジネスパーソンがこの教材を試し、納得して使ってもらえるよう、60日間返金保証とすることを提案。税込み3万9800円という価格にも、松尾氏の熱意とポリシーが反映されている。

また、パタプライングリッシュは買い切りの教材だが、デジタル教材であることから、毎月のように応用レッスンや新たな機能をアップデートして進化を続けている。もちろん、そうしたアップデートに対して新たなコストが発生することはない。

川崎氏は、「私たちが追求しているのは、この教材を通じてユーザーの皆さんが英語でスムーズにコミュニケーションを取り、仕事のクオリティーも向上していただくことです。そのために販売後であっても、つねによりよい教材にするためのアップデートを積極的に行っています。ぜひ、ご活用していただきたいと思います」と思いを込める。