The Flash Tour
最新フラッシュメモリによる
アプリケーション高速化ソリューション
協力:ガートナー ジャパン、日本ヒューレット・パッカード、東洋経済新報社
オープニングスピーチ
データ量の爆発的増加もあり、高速化に対するユーザーの要求は高まっている。江尾氏は「40%のお客様は、WEBアクセスやローディングの3~4秒を待てずに離脱してしまう。私たちは、アプリケーションの構造化に注目し、日本で開発されたフラッシュメモリ技術を使ってパフォーマンスをスピードアップする」と強調した。同社は、世界のハイパースケール7社で5000億円、その他大企業、中小企業で計2兆円程度の市場を見込んでおり、日本でも、この4年ほどの間に400超の顧客に1万超ユニットに上るという導入実績がある。「お客様はスピードの重要性をよくご存知。サーバーベンダーにOEMでも提供しており、導入を検討いただければ」と述べた。
ゲストスピーチ
ガートナージャパンの亦賀氏は、今年から来年にかけて「テクノロジーの発展が、社会に歴史的転換をもたらすかもしれない。リアルとバーチャルの境界が解けることを前提にビジネスをデジタルに再定義する必要がある」と語った。
テクノロジーは、安いほうが良い文房具的なものと、競争に勝つための武器的なものがある。特に、IT分野では「デバイス・データセンター」をキーワードに多様なデバイスを強力なセンターにつなぐことで、人間のIT化が進む一方、人工知能を搭載したスマートマシンの普及で、ITが人間化する時代に入る。テクノロジーに駆動される形で、ビジネスの工業化も進行。テクノロジーを使って、上流から下流までを自動化し、早く安く満足度の高い製品・サービスを届ける仕組みが、あらゆるシーンで登場するようになるという。
亦賀氏は「テクノロジーがあるだけでは何も変わらない。テクノロジーを成長・革新につなげる人とアイデアが非常に重要だ。企業は、時間、人、カネがないと言って何もしないでは済まされない。社内で『未来の日』を設定するなどして、武器的テクノロジーのインパクトについて検討を始めていただきたい」と語った。