「ザ・ミューチュアル100」がスタート フコク生命100周年プロジェクト

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2023年の11月に創業100周年を迎える富国生命保険相互会社(フコク生命)は2018年から、「THE MUTUAL~次代の相互扶助を考える~」をコンセプトに100周年プロジェクトを展開している。「THE MUTUAL(ザ・ミューチュアル)」とは、共感・つながり・支えあいのことだ。

8月には、プロジェクトの中心となる「ザ・ミューチュアル100」を始動。「THE MUTUAL」アンバサダーの俳優 斎藤工さん、フコク生命イメージキャラクターのハローキティを中心に、さまざまな人たちとともに次の100年に向けたこれからの相互扶助のあり方を考えていく。

フコク生命が相互会社であり続ける理由

1923年に創業したフコク生命の初代社長は、多くの鉄道会社の経営に携わり「鉄道王」として知られる根津嘉一郎。会社設立にあたり、「保険事業は、株式組織では契約者本位を徹底できない」という保険外交員で2代目社長となる吉田義輝の進言を受け、会社形態を、株主が会社を所有する株式会社ではなく、契約者を構成員とする相互会社とした。創業以来、フコク生命は相互会社形態であり続ける日本で唯一の会社だ。

「こうした歴史から、当社は創業以来の『相互扶助』の精神を継承し続け、『お客さま基点』の価値観のもとで、Face to Faceでの対話から生まれる共感を大切にしながらお客さまとの関係を築いてきました」と語るのは、100周年プロジェクトを推進している総合企画室の森田氏だ。

フコク生命 総合企画室の森田氏がプロジェクトの想いを語る

実際、2018年からスタートした「THE MUTUAL」をコンセプトとした取組みにより、フコク生命は次代の相互扶助、人と人とのつながり方を探求し続けてきた。そして、この8月から、100周年プロジェクトは新たなフェーズに入る。

時代の変化とともに、価値観も変わっていく現代において、コミュニケーションのあり方も大きく変わり、デジタルへの移行も急速に進んでいる。

森田氏は続ける。「Face to Faceというリアルなつながりを大切にしてきたわたしたちにとって、デジタルでのつながりとの両立は課題です。『ザ・ミューチュアル100』では、リアルとデジタルのコミュニケーションを組み合わせ、次代を見据えた相互扶助のあり方を皆さまと一緒に考えていければと思っております」。

相互扶助への共感を広げていく

「ザ・ミューチュアル100」のスタートを飾るコンセプトムービーでは、2018年から「THE MUTUAL」アンバサダーを務めている俳優 斎藤工さんとハローキティというユニークなタッグで、相互扶助のあり方を表現している。このほかにも、「THE MUTUAL」から生まれる活動をコンテンツ化し、次代の相互扶助について発信していく。

その1つが、「いいWho&Who(誰かと誰かのいい関係)」。フコク生命の創業記念日である11月22日が「いい夫婦の日」であることにちなんだタイトルで、夫婦にとらわれず、友人や恩師など、多様な人と人の間にあるつながりについてのエピソードを募集する。前述したコンセプトムービーで監督を務めた清水康彦氏は斎藤工さんと親交が深く、「いいWho&Who」をテーマに対談をおこなった。

斎藤工さんとコンセプトムービーを監督した清水康彦氏が「いいWho&Who」をテーマに対談を実施

また、90年代半ば以降生まれのZ世代と呼ばれる若者の価値観をテーマにした「THE MUTUAL-Z」では、若い世代の価値観を通して、これからの相互扶助を考えていく。全国62支社のフコク生命職員が探した、地域における人と人とのつながりを紹介するのは「FIND THE MUTUAL」。「すまいる・ぎゃらりー」と名づけられたコンテンツは、障がいを持つ子どもたちのアートを通して、子どもたちと社会がつながるお手伝いをするというもの。「明日をつくるつながり」では、新しいつながりを生み出す人の明日をつくる物語に出合うことができる。

こうしたコンテンツを発信していく「ザ・ミューチュアル100」を中心に、さまざまな人たちと共創しながら、相互扶助のあり方をオープンに見つめ直すフコク生命。人と人とのつながり方や、新たな価値観を探る取組みから、どのような「次代の相互扶助」が浮かび上がるのか、楽しみだ。

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富国生命保険相互会社